プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★2009年の回顧②~時悠人~

2009-12-23 10:00:18 | 日記・エッセイ・コラム

 今年の世相を象徴する漢字「新」を個人レベルに置き換えると、いささか趣が異なる。若い頃と違い、限りある時間が貴重に感じられ、「日々『新』たなり」に凝縮される。

 昨年暮れ、次女がニュージーランド人と結婚し、今秋、クライストチャーチに家を新築する予定だった。私は、退職後、海外移住を検討中に病気で倒れ、断念しただけに、夢が再びふつふつと甦って来た。

 まさに、新たな門出になると思った矢先、金融不況で夫君が失業した。二人とも職を求め、オーストラリアへ移住し、私の夢ははかなく消えた。来年暮れには、パースに居を構えたいという。私には無謀とさえ思える行動力に脱帽している。今週末、娘が帰国して新築プランを説明するというが、もう関心は無い。

 一日一日を無事過ごせることが最上の喜びであり、幸せだとしみじみ思う。自分達の守備範囲を守り、周囲の人たちに迷惑をかけないで、来年も今年同様、平穏で変化の無い生活を送りたい。