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時悠人chosan流処世術

★”KY流”道普請

2008-02-25 14:03:18 | 日記・エッセイ・コラム

 国土交通省が策定した道路中期計画案では、10年間で59兆円の費用が必要だったのに、6兆円減額する案が出てきた。最近、”眠れる獅子”ポーズを決め込んでいた小泉元総理が一般財源化の方向を示唆した直後だけに、舞台裏の暗躍ぶりが透けて見える。

002  ”KY流”に悪乗りすると、左の写真を見て頂きたい。今日の昼過ぎ、買い物に出掛けた時、撮ったものだ。車道に雪はないが、歩道は雪が凍りついている。転倒を避けるために、車道を歩くお年寄りを見かけ、思わず徐行した。ジョギング愛好家は、冬期間、外で練習できない雪国特有の道路事情だ。都会では、開かずの踏切や渋滞対策が優先課題になる。長野県の某町では、住民がボランティアで道普請を行い、財政救済に一役買っている話も耳にした。

 全国一律で、国が道路整備権を有する時代はすでに終わった。宮崎県知事のように「まず財源を確保してから、整備計画を明確化する」発言は、従来の思想の延長でしかない。「20年も30年も我慢をした」ではなく、待つことが出来たのである。住民の死活問題だというなら、県独自の予算で救済策を講じない方がおかしい。岩国市の補助金打切り問題と同様、中央政府の指示に従わないといけない構図自体を改革する努力が必要のはず。

 コギャルがKYとは何かと問われて、「神奈川県横浜市」と答えて笑いこけていた。海自の基地は、小泉さんの地元の横須賀市。これもKYだ。おっと、そういえば吾輩の住む街も、KY(金沢市横川町)になる。KYって、やはり“空気が読めない”と読むのかも。