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時悠人chosan流処世術

★福田・小沢会談の怪談

2007-11-03 10:06:24 | 日記・エッセイ・コラム

 昨夜来、福田・小沢会談の批判でマスコミは賑やかだ。今後の国会運営に大きな影響を及ぼすとの見方が大勢を占める。

 二大政党制と大連立は、矛盾するとの論理と、議論は公開の場で行うべきとの小沢哲学が豹変したのかと、身内からも批判が集中した。先の参院選で民主党が圧勝した結果、「ねじれ国会」が誕生し、政権与党が野党(=民意)を無視できなくなった矢先に、大連立構想かと思わせた両首脳会談。

 一寸先は闇の永田町だけに、さまざまな憶測が飛び交うのも当然だが、小沢代表が福田総理の提案を持ち帰って役員会に諮ったことを、ぶれたと批判するのが解せない。小沢さんの、豪腕・独善的なイメージを払拭出来ずにいる方がおかしいと、私には思える。会談を赤坂の料亭で、秘密裏に行ったのであればともかく、二大政党の代表が話し合いをするのは自然だ。その際、重大な提案があれば、役員会で意見交換するのは民主主義の鉄則ではないのか。

 到底、受け入れることが出来ない提案だから、その場で拒否すべきところを持ち帰ったことが批判されているが、それでは、永遠に対立し平行線のままだ。国を憂い、国民のために何を為すべきかを真摯に考えるならば、代表同士が胸襟を開いて、話し合うことは歓迎すべきこと。それを「密室」の一言で片付けて良いのだろうか。永田町や霞ヶ関の文化は、私には到底、思い及ばぬ次元のようだ。