〜かたることばが歌になる風になる〜

Evergreen Magnolia(泰山木)

先日、2008年に撮った「泰山木」の写真をアップした。今日、庭で咲いているのを見つけてカメラに収めたが、二階からも、庭から見上げても、あまりいい画像は撮れなかった。だがこの時、足元に「どくだみ」の花を見つけて、ふいに星野富弘さんの「詩画集」の『どくだみ』「・・・おまえの花 十字架に似ている」という一節を思い出した。

「Human beings sleep on their backs facing the sky
  
  Facing the sky with sorrow
 facing the sky with weariness
    facing the sky with victory
When we are ill
When we go to bed at the end of day

God makes us turn our faces up
towards the infinite sky

God,  are you telling us
to gaze at eternity?
Human beings sleep on their backs facing the sky」
Evergreen Magnolia(1979)」

もう20年近く前、父が茶碗を作陶していたころ、茶道の先生と交流があった。
数年前に亡くなった俳優の、大滝秀治氏と風貌も声も似た方だった。
その方がこんな本があるから子供さんたちにも読ませてあげて、と下さったのが
『JOURNEY OF THE WIND by TOMIHIRO HOSHINO』だった。全編英語。

それまで星野富弘さんのことを全く知らなかった私はさっそく氏の本を買った。
体育の教師になって二か月、クラブ活動の指導中の頚椎損傷で首から下が不随になり
口に筆を銜えて描いた詩画集を創作されたことを知った。 
  

それから後に、新実徳英さんの『花に寄せて』という女声合唱曲を歌った。

富弘さんの詩画集「四季抄・風の旅」の三章の一つ『花に寄せて』の中にある「どくだみ」
どくだみは薬草で、生薬としては『十薬(重薬・じゅうやく)』と言う。
子供の頃、母が家で煎じていて、とても臭い匂いがしていたのをおぼろげに思い出す。
利尿作用や、動脈硬化予防に効果があるらしい。

                            2013.6.11自宅で撮影
      「おまえを大切に
       摘んでいく人がいた 
       臭いといわれ 
       きらわれ者のおまえだったけれど 
       道の隅で
       歩く人の足許を見上げ
       ひっそりと生きていた
       いつかおまえを必要とする人が
       現れるのを待っていたかのように

       
       おまえの花
       十字架に似ている」

活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

コメント一覧

chorus-kazeアッコ
https://blog.goo.ne.jp/chorus-kaze
hiroさん
沢山のコメントをありがとうございました。
またそちらにお邪魔しますね。
hiro
http://blog.goo.ne.jp/hig1013
chorus-kazeアッコさん、こんばんは~♪
コメント、入れたはずなのに入っていなかったので
ビックリしました。

泰山木がモクレン科の植物だったこと、初めて知りました。
英名のEvergreen Magnoliaはモクレンなどが落葉樹に対して、
泰山木は常緑樹だったので、こう呼ばれたのでしょうね。
とても分かり易いです。

引っ越してきた頃、泰山木がお隣に植えてあり、
花が咲くころになると、2階の部屋から、大きくて香りの
良い白い花をうっとりと眺めていました。

その泰山木を星野智弘さんはベットの上から見ていたのでしょうか。
誰でも等しく空に向かって寝る姿と空に向かって咲く泰山木に
ご自分の心情を重ね合わせたのでしょうね。

全編英語の「風の旅」も良さそうですね。
もっと早く知っていれば、孫たちに読ませてあげたかったです。
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