〜かたることばが歌になる風になる〜

作曲家林光さんの作品を中心に歌ってきた「女声合唱団風」 団員の気ままな日記

きっとの奇跡

2019年07月16日 | 奇跡
主人が病気になった時「女声合唱団風」の先輩がくれた日めくり。
心に留まる言葉がいっぱいある。

コーラス「花座」は今年11月ごろにコンサートの予定で、昨年初めぐらいから本格的に練習に入っていた。
ほそみっちゃんのご主人も声楽家で高校の音楽の先生。
長年常勤で勤めておられたので、これまでのコンサートの年は、月一ぐらいで日曜日などにご指導頂いてきたが、今年4月からは非常勤になられ、ようやく花座の火曜日の練習日に月一か二度ほどご指導頂けることになって喜んでいた。

ところが5月の一週目の練習日にご指導頂いた翌日、隆先生はご自宅での朝食の時、突然の連続の嘔吐で緊急入院となられた。
検査結果で、脳の前頭葉に出血が見られるがはっきりした原因は不明。
ただ意識は普通にあって、ほそみっちゃんやご家族と面していて、ご自分が誰と話しているかなどはわかっているようだとのこと。頭を激しくぶつけたことはないか?とお医者さんに聞かれても、ご本人はやはり普段と様子が違い、アクが無いというのか、返答もフワフワしていて、同じ答えを繰り返したり、これまでの記憶も無いよう。
脳のリハビリでの質問の中に「今何処にいますか?」の問いに「北海道」⁉️
昨年ご夫婦で北海道旅行しているので、印象に残っているのかなとほそみっちゃんは言う。
突然の「くも膜下出血」「脳溢血」と言った類の病状ではなさそうだったが、ほそみっちゃんは内心絶望的な思いでいたと思う。
その後の細かい病状は、花座の練習日に彼女から聞くだけなので想像するしか無かった。

隆先生がそんなことになったと聞かされたその直後私は夢を見た。
内容は覚えていないが、元気に回復されたという一場面だった。
自分の希望的観測が夢になったのかも知れない。みんなも「きっとの奇跡」を思っていたと思う。

隆先生が入院されて10日後にはclaVoppのカフェコンサートが予定されていて、西宮のスタジオでのリハーサル日、ほそみっちゃんは普段通り気丈だった。
私たち音楽専門家は、すべての人がそうだとは言わないが、少々の突然の困難や苦難にもメゲない「ど根性」があると自負している。
恩師の恐ろしくて凍りつくような雰囲気の中での、精神的に絶壁に立たされるようなレッスンや、試験や演奏の本番のプレッシャーに耐えてきた「筋金入り」の人間が多いから。

毎週火曜日練習後は数人でいつもお茶をしている。さすがにしばらくほそみっちゃんは参加しなかったが、日を追うごとに隆先生の回復状況が良くなってきている話で、またお茶に参加できて、信じられないことに、みんなの「きっとの奇跡」通り6月12日退院された。

原因がわからないのでいつ何時またということは否めないが、体力回復の為に少しずつ散歩などして、元の隆先生に戻ってきておられ、7月16日の今日、私と伴奏の敬子さんとほそみっちゃんだけが知っていたが、練習場に隆先生が現れるというサプライズ。当然みんなの歓声と拍手で迎えられた。

敬子さんと良い笑顔のツーショット。

人間の生命力や、色々な場面での命拾い。「きっとの奇跡」はあるのだろうと私は信じている。


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