「東京裁判史観(自虐史観)を廃して本来の日本を取り戻そう!」
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現します。
( 心が臨界質量を超えるとは → http://tinyurl.com/5kr6f )
( 東京裁判史観とは → http://tinyurl.com/kkdd29p )
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《 いま注目の論点 》
★独裁者の「いつか来た道」――石平さん
【「石平のChina Watch」産経新聞 H31.01.10 】https://tinyurl.com/yaeld63u
★日本にとって 韓国の意味とは――阿比留瑠比・論説委員兼政治部編集委員
【「阿比留瑠比の極言御免」産経新聞 H31(2019).01.11 】https://tinyurl.com/y9d3r2kn
★皇統の危機 論じるとき――櫻井よしこ
【「美しき勁(つよ)き国へ」産経新聞 H31.01.07 】https://tinyurl.com/ycnvzmmy
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●習近平は「アメリカの夢」を丹念に潰してきた
『「米中「冷戦」から「熱戦」へ』https://tinyurl.com/yaz24h95
【 藤井厳喜&石平、ワック (2018/12/19)、p54 】
【石平】 そう、歴史にとって幸いだったのは、2012年に習近平が共産党のトップになったことです。「ペンス演説」という宣戦布告にしても、アメリカが一方的にやっているわけでなく、ある意味では習近平政権が引き出したんです。自業自得、因果応報!
【藤井】 そう。その意味で習近平の登場は僥倖でしたね。南シナ海に軍事拠点をつくったり、一帯一路やAIIBという帝国主義的な経済搾取政策を打ち出したりしたから、さすがにアメリカも気づくことになった。
【石平】 習近平が中国共産党のトップになってから、米中関係に関して彼がやったことを一言で言えば、「アメリカの夢」を潰したに尽きますよ(笑)。清朝の時代からアメリカが中国に対して抱いた夢、幻想を、一つひとつ、丹念に力強く確実に潰していったんです。
【藤井】 偉大な指導者だ(笑)。
【石平】 まず、中国が民主主義の国になるという期待を完全に潰しました。それから、アメリカの覇権に挑戦することによって、米中友好が維持されていくことへの期待も潰した。2014年、アジアの安全保障に関する「アジア信頼醸成措置会議」(CICA)が上海で開かれましたが、ここで習近平自らが「アジアの新安全観」というコンセプトを持ち出し、「アジアの安全はアジア人自身が守る」と言った。それが何を意味するかは、誰でもわかる。
【藤井】 「アメリカはアジアから出ていけ。アジアは俺たちが守る」といいうことでしょう。
【石平】 あの「アジアの新安全観」演説は、おそらくアメリカを覚醒させる演説だったと思います。だから、ペンスは中国の野心を見抜き、「中国は、米国を西太平洋から追い出し、米国が同盟国の救援に訪れるのを阻止しようとして試みている。だが、米海軍は国益が要求するところであればどこでも作戦行動を続ける。我々は中国に威圧されたり撤退したりすることはない」と言ったのでしょう。
【藤井】 「アジアの新安全観」演説は、チャイナの要人が繰り返し、公の場で発言してきたことです。彼らはオバマに対してもトランプに対しても、「太平洋は大きいから、米中両国で分けよう」と言ってきました。
【石平】 東太平洋はアメリカ、西太平洋は「中国の海」にしたい。この「太平洋の二分化政策」という戦略目標を達成する前に、野心を堂々と宣言したことに驚かされます。それは鄧小平の「韜光養晦」戦略を完全に捨てたということでもあるのですが、習近平は本当にバカです。やるならば、黙ってやればいいのに……。
【藤井】 習近平は鄧小平のように野心を隠せない。全部、本音を言ってしまうんですね。
【石平】 習近平はもう一つ、「鄧小平路線」を捨てました。それが先ほど挙げた「指導者の定期的交代制」と「集団的指導体制」です。
ご存じのように、習近平はこの5、6年の間に、「腐敗撲滅運動」を武器に利用して政敵を叩き潰してきました。同時に、中国共産党の幹部に恫喝を掛けて、自分の独裁体制をつくり上げたんです。中国共産党の「一党独裁」でありながらも、「集団指導体制」で穏やかにやっているように見えた時代は胡錦濤政権で終わり、いまは「個人独裁」になっている。
【藤井】 これは見逃せない問題です。アメリカで親中派が減っている理由の一つがその「個人独裁」の復活です。
【石平】 特にアメリカの国防において、そこは重要だろうと思います。というのは、集団指導体制下では簡単に戦争ができない。一番危険なのは、ヒトラーのような一人の独裁者がすべて決める体制です。だから、習近平の独裁体制はアメリカにとっても由々しき事態だと捉える必要があります。もちろん日本にとってもです。
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現します。
( 心が臨界質量を超えるとは → http://tinyurl.com/5kr6f )
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《 いま注目の論点 》
★独裁者の「いつか来た道」――石平さん
【「石平のChina Watch」産経新聞 H31.01.10 】https://tinyurl.com/yaeld63u
★日本にとって 韓国の意味とは――阿比留瑠比・論説委員兼政治部編集委員
【「阿比留瑠比の極言御免」産経新聞 H31(2019).01.11 】https://tinyurl.com/y9d3r2kn
★皇統の危機 論じるとき――櫻井よしこ
【「美しき勁(つよ)き国へ」産経新聞 H31.01.07 】https://tinyurl.com/ycnvzmmy
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●習近平は「アメリカの夢」を丹念に潰してきた
『「米中「冷戦」から「熱戦」へ』https://tinyurl.com/yaz24h95
【 藤井厳喜&石平、ワック (2018/12/19)、p54 】
【石平】 そう、歴史にとって幸いだったのは、2012年に習近平が共産党のトップになったことです。「ペンス演説」という宣戦布告にしても、アメリカが一方的にやっているわけでなく、ある意味では習近平政権が引き出したんです。自業自得、因果応報!
【藤井】 そう。その意味で習近平の登場は僥倖でしたね。南シナ海に軍事拠点をつくったり、一帯一路やAIIBという帝国主義的な経済搾取政策を打ち出したりしたから、さすがにアメリカも気づくことになった。
【石平】 習近平が中国共産党のトップになってから、米中関係に関して彼がやったことを一言で言えば、「アメリカの夢」を潰したに尽きますよ(笑)。清朝の時代からアメリカが中国に対して抱いた夢、幻想を、一つひとつ、丹念に力強く確実に潰していったんです。
【藤井】 偉大な指導者だ(笑)。
【石平】 まず、中国が民主主義の国になるという期待を完全に潰しました。それから、アメリカの覇権に挑戦することによって、米中友好が維持されていくことへの期待も潰した。2014年、アジアの安全保障に関する「アジア信頼醸成措置会議」(CICA)が上海で開かれましたが、ここで習近平自らが「アジアの新安全観」というコンセプトを持ち出し、「アジアの安全はアジア人自身が守る」と言った。それが何を意味するかは、誰でもわかる。
【藤井】 「アメリカはアジアから出ていけ。アジアは俺たちが守る」といいうことでしょう。
【石平】 あの「アジアの新安全観」演説は、おそらくアメリカを覚醒させる演説だったと思います。だから、ペンスは中国の野心を見抜き、「中国は、米国を西太平洋から追い出し、米国が同盟国の救援に訪れるのを阻止しようとして試みている。だが、米海軍は国益が要求するところであればどこでも作戦行動を続ける。我々は中国に威圧されたり撤退したりすることはない」と言ったのでしょう。
【藤井】 「アジアの新安全観」演説は、チャイナの要人が繰り返し、公の場で発言してきたことです。彼らはオバマに対してもトランプに対しても、「太平洋は大きいから、米中両国で分けよう」と言ってきました。
【石平】 東太平洋はアメリカ、西太平洋は「中国の海」にしたい。この「太平洋の二分化政策」という戦略目標を達成する前に、野心を堂々と宣言したことに驚かされます。それは鄧小平の「韜光養晦」戦略を完全に捨てたということでもあるのですが、習近平は本当にバカです。やるならば、黙ってやればいいのに……。
【藤井】 習近平は鄧小平のように野心を隠せない。全部、本音を言ってしまうんですね。
【石平】 習近平はもう一つ、「鄧小平路線」を捨てました。それが先ほど挙げた「指導者の定期的交代制」と「集団的指導体制」です。
ご存じのように、習近平はこの5、6年の間に、「腐敗撲滅運動」を武器に利用して政敵を叩き潰してきました。同時に、中国共産党の幹部に恫喝を掛けて、自分の独裁体制をつくり上げたんです。中国共産党の「一党独裁」でありながらも、「集団指導体制」で穏やかにやっているように見えた時代は胡錦濤政権で終わり、いまは「個人独裁」になっている。
【藤井】 これは見逃せない問題です。アメリカで親中派が減っている理由の一つがその「個人独裁」の復活です。
【石平】 特にアメリカの国防において、そこは重要だろうと思います。というのは、集団指導体制下では簡単に戦争ができない。一番危険なのは、ヒトラーのような一人の独裁者がすべて決める体制です。だから、習近平の独裁体制はアメリカにとっても由々しき事態だと捉える必要があります。もちろん日本にとってもです。