電脳筆写『 心超臨界 』

あなたが犯す人生最大の過ちは
過ちを犯すことを常に恐れることである
( エルバート・ハッバード )

不都合な真実 《 米国と中国の共通点として、国家の本質に「奴隷経済」がある――高山正之 》

2024-04-13 | 04-歴史・文化・社会
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経済成長で国内の労働コストが高くなり、製造業でこき使う「奴隷」が枯渇した。困った米国が世界を見渡すと、かつての自国とまったく同じ構造の国がありました。中国です。毛沢東時代のように労働者や農民を土地に縛りつけてこき使い、死ねば田畑に埋め、肥料の代わりにするという「奴隷工場」が中国経済の原動力です。現代にいたるまで、あれほど民衆を体制の犠牲にしてきた国はありません。北京だけで1000万人も、タダ同然の労働力を抱えていた。そこで、中国の奴隷を労働力として「使わせてもらう」ことにしたんです。


◆米国と中国の共通点として、国家の本質に「奴隷経済」がある

『渡部昇一の世界史最終講義』
( 高山正之、 飛鳥新社、2018年04月17日、p42 )

【高山】 米国と中国の共通点として、国家の本質に「奴隷経済」がある。

アメリカ史をひもといて驚くのは、メイフラワー号がアメリカに着く前年の1619年に、すでに「奴隷市場」ができていたことです。

アメリカは奴隷解放宣言の1863年まで、244年もの長い間、奴隷売買を続けていました。黒人奴隷を経済の「動力」として酷使し、移民を安い労働力として使い捨てにしてきたのです。

経済成長で国内の労働コストが高くなり、製造業でこき使う「奴隷」が枯渇した。困った米国が世界を見渡すと、かつての自国とまったく同じ構造の国がありました。中国です。

毛沢東時代のように労働者や農民を土地に縛りつけてこき使い、死ねば田畑に埋め、肥料の代わりにするという「奴隷工場」が中国経済の原動力です。現代にいたるまで、あれほど民衆を体制の犠牲にしてきた国はありません。

北京だけで1000万人も、タダ同然の労働力を抱えていた。そこで、中国の奴隷を労働力として「使わせてもらう」ことにしたんです。

だから習近平だとか胡錦涛、江沢民というのは、米国と手を結んだ奴隷工場の工場長、中国人奴隷を監督するボスですよ。これが米中蜜月のスタートでした。

アメリカの指導層は、自国の民衆を捨ててきたわけです。リーマンショックの時に「1%対99%」と言われた通り、莫大なカネを儲けるほんの一部分の人たちが新聞を、そして政府を動かして、勝手に戦争を起こしてきた。

イラクやアフガニスタンで3000人、5000人のアメリカ兵を死なせて、我々は世界の警察官としての務めを果たしている、という体裁を取り繕う。でも死傷するのは給料の上がらない貧しい市民ばかりです。

【渡部】 ひどいですね。それも中国に工場が大量に出ていったのが大きいですな。

中産階級というのは生産する階級です。もっとも雇用数の多い生産の場は、なんといっても工場でしょう。それが低賃金を求めてどんどん外国へ行った。

それとともに、アメリカの中産階級が消えていきました。経営者が、儲けるためなら安い労働力があるところへ工場を建てればいいという、安易な行動をとったからです。

それが中国を大国にしてしまった。何年も前に、「タイム」か「ニューズウィーク」だったか、世界一の衣料品会社を批判したことがありました。「この会社は中国に奴隷制に基づく工場を建てた。自分たちは監督するだけで、中国人を奴隷同然に扱っている。そんな会社の製品はアメリカから追放しなければならない」と。

【高山】 その通りです。あの国では自由経済などというのは、まがいものでしかありません。現在も、中国人は共産党の一党独裁を支えるために汗水垂らして働き、一切の反抗は許されない。

中国人はずっと奴隷のままです。まあそれ以上になってもらっても困りますが。
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