電脳筆写『 心超臨界 』

知識の泉の水を飲む者もいれば、ただうがいする者もいる
( ロバート・アンソニー )

自分のための人生 《 自分を愛せない不幸――ウエイン・W・ダイアー 》

2024-08-21 | 03-自己・信念・努力
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生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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精いっぱい生きている人は決して不平を言わないものだ。特に、岩がごつごつしている、空が曇っている、氷が冷たすぎるといったたぐいの不平は言わない。受け入れるということは不平を言わないこと、幸福とは自分ではどうにもできないような事柄に関しては不平を言わないということなのだ。


◆自分を愛せない不幸

『自分のための人生』〈原題:Your Erroneous Zone(錯信帯)〉
( ウエイン・W・ダイアー/渡部昇一・訳、三笠書房 (2011/7/21)、p84 )

  自分の価値を他人に証明してもらう必要性はまったくない。自分に
  価値があるのは自分がそう信じるからである。自分の価値規準を他
  人に置くなら、それは自分のではない、他人の価値である。

2章 自己嫌悪を取り払う
4 自分を愛せない不幸

自己愛の意味するところは、自分を価値ある人間として受け入れることである。受け入れるというのはまた、不満がないということである。

精いっぱい生きている人は決して不平を言わないものだ。特に、岩がごつごつしている、空が曇っている、氷が冷たすぎるといったたぐいの不平は言わない。受け入れるということは不平を言わないこと、幸福とは自分ではどうにもできないような事柄に関しては不平を言わないということなのだ。

不平は自分に自信のない人の慰めなのだ。自分で自分の嫌いな部分について他人に話したところで、聞かされたほうにしてみれば、たいていはお手上げだ。せいぜい、「そんなことはないでしょう」と否定してあげるのが関の山である。ところが否定してもらってもこちらは信用しない。それで不満な状態がずっと続くことになる。

他人に愚痴を言っても何にもならない。それと同様に、自分のことを憐れんで、愚痴りにくる人に愚痴らせておいても仕方がない。

一つ単純な質問をしてやると、たいがい、この無益で不愉快な態度は消えるものだ。「なぜ私にそんな話をするのですか」とか「何か、私でお役に立てるようなことがありますか」と尋ねるのだ。

同じ質問を自分自身に対してしてみると、不平を言うのは最低の愚行だということがわかってくるだろう。それは時間のむだ遣いである。そんな暇があるならば、心の中で自分をほめてやるとか、誰かに手を貸して人の役に立つとかするほうが、よほど自分を大切にすることになる。

「疲れた」「気分がすぐれない」――この二つは不平の中でも最低である。

疲れているなら、それに応じた対処がいくつかあるはずなのに、愚痴をこぼすのは気の毒にも話の相手をさせられている人に対して、ひどく失礼なことである。そうやって愚痴をこぼしてみたところで疲れが軽くなるわけではない。「気分がすぐれない」場合も同じだ。

自分の気持ちを伝えれば、相手に少しでも力になってもらえそうな場合についてそうすればよい。今、問題としているのは、愚痴られたところでただがまんして聞く以外は何もできない相手に向かって不平を言うことである。

さらに言えば、本当に自分を愛する気持ちに立ったうえで何らかの苦痛や不快を感じているなら、誰かに寄りかかって自分の重荷をともに担ってもらうのではなく、むしろ自分の力で何とかしたいと思うはずである。

自分自身のことで不平を言うのは無益な行為であり、そのおかげで効果的な生き方ができなくなってしまう。自己憐憫の情がかきたてられ、気持ちが凝り固まり、愛を与えかつ受け入れようとする努力ができなくなる。愛に結ばれたよりよい関係が生まれる機会も、交際が広がる機会も減ってしまう。

不平を言えば、人の注意をひくかもしれないが、そうやって注がれた人の視線という光は、自分自身の幸福のうえにもくっきりと黒い影を落とすものなのである。
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