映画「首」を観た。
2023年公開の日本映画。
監督・脚本・編集は北野武。
出演はビートたけし、西島秀俊、
木村祐一ほか。
6年ぶりの北野武監督の新作。
期待して観たのだが・・・
タケシっぽさは堪能できる。
やりたいことは解かるよ。
他の時代劇はキレイ過ぎるもんね。
電気も水道も無く、流通も乏しい
時代だから、人の暮らしや風貌は
あんな感じだったろう。
戦は残酷な殺し合いで、刀で人を
切れば血は噴き出るだろうし、
切腹に介錯、首実検なんかも戦の
後では当たり前にされていた。
敗走する武将を百姓たちが竹槍で
襲い掛かる"落ち武者狩り"。
武将と小姓との間の"衆道"。
武将間にもあったかは知らないが。
戦国時代ってリアルに描いたら
こんなにグロいんだぜ、というの
は解かるけど、それだけではねぇ。
テレビドラマの延長みたいなのが
多くて、日本映画にはもう少し頑
張ってほしいのに。北野武監督な
ら製作費も多く使えて期待できる
と思ったのに。残念でした。