骨董品として出回っている木製のカラクリ貯金箱を収蔵しました。
上の写真、右側の貯金箱、高さ5センチ、横幅12センチ、絵が、逆さまになっていて解りにくいけれど、富士山を背景に、湖、ヨット、岸辺に松と家屋が描かれています。この裏側には、牡丹と蝶が、色鮮やかに描かれています。戦前の典型的な土産物貯金箱だったのでしようか。
お金を出すには、一見、解りにくくなっていますが、左右両サイドが落ちる様になっています。片側が、少し落ちて、反対側に押し出す様になっています。この種のカラクリとしては、かなりシンプルなもので、他には、かなり凝った複雑なものも有ります。古いものには、色々な魅力が有ります。
写真左側、ブリキ製の貯金箱、金庫を模したもので、サビ・色落ちなど、経年の劣化が見られます。右から左へ、金庫と書かれていることから、戦前のものでしょう。お金は、底をずらして取り出す様になっています。シンプルなもので、当時の普及品でしょうが、どんどん無くなっています。
古い貯金箱、昭和レトロものなど、いろいろ収蔵出来ました。
上の写真、左側、奈良の大仏、陶器製、高さ14センチです。いつ頃のものか、定かではありませんが、背中に、「奈良大仏、身長五尺三寸」と、身長が、右から左へ書かれているのを見ると、戦前以前のものと思われます。土産品だったものでしょうか。結構、しっかり出来ています。右側、上から見ると円形だが、正面から見ると四角い、変っているがダルマなんでしょうか。木彫りの様に見えるも陶器製です。随分、古く見えるけれど、昭和時代のものでしょう。目玉が動き、鼻が立派、個性的な顔です。
上の写真、左側が犬、右側がネズミでしょうか。昭和レトロとして良く見かける、表面カット作りの貯金箱です。保存状態も良く、なかなか可愛くできています。いずれも陶器製、犬の高さは、20センチです。
富士銀行のボクちゃんシリーズの一つ、アラビアンナイトを収蔵しました。
上の写真左側です。高さ、10.2センチ、ソフビ製です。シリーズの中のどれもきめ細かに細工された物ばかりで、装備の整った完全品を収蔵することは大変です。これについても、ターバンの羽が欠けていたり、これもそうですが、左手の剣が無かったり、なかなか完全品は有りません。今までもそうですが、いずれ完全品を収蔵したいと思います。
ボクちゃんシリーズは、全部で16種類プラス色違い3種があるそうで、昭和37年11月、インディアンのデザインからスタート、昭和44年12月、アポロ宇宙飛行士で終了しています。現在、14種類収蔵、後は、人気の東京オリンピックものを含め2種類です。
写真右側、山口銀行の干支の馬の貯金箱、ソフビ製、高さ14センチです。この銀行の貯金箱は、いずれも、比較的大きく、なかなかしっかり出来ており、デザインもユニークで、他行のものに比べ見栄えがします。