検索とサーチエンジンから《M&C》のテキスト中心サイト様を渡り歩き、ディロンの人気に少々驚かされました。
ジャック視点で物語が進んでいることから、打ち解けず、相手の力量に関わらず敵に後ろを見せることを嫌う彼は、鞘のない剣──薄刃で切れ味は鋭いものの、何合も切り結んだり、鍔迫り合いをしたり、不意の一撃を受け止めるには脆過ぎる剣──というイメージを朧気に残す存在でしかないと思っていたのです。
スティーブンもかなり無謀なことをしでかしますが、自分の生命力を信じ、決して諦めない逞しさを見せる意外性があるので、そのインパクトに他が霞んで見えなくなったのかも知れません。
これから一巻を読み直して記憶を新たにするつもりですが、三巻を読んでるときに、ふとした疑問が頭を擡げました。
『ディロンとダイアナが出会っていたら、ふたりの仲はどうなっていたかな?』
ダイアナの打算的な思考回路はひとまず置いておいておくとして──ふたりとも冷たい炎のような気性の持ち主ですから、身も魂も焦がすような激しい恋に落ちていたか、同属嫌悪のような犬猿の仲になっていたか──非常に興味を掻き立てられます。
ジャック視点で物語が進んでいることから、打ち解けず、相手の力量に関わらず敵に後ろを見せることを嫌う彼は、鞘のない剣──薄刃で切れ味は鋭いものの、何合も切り結んだり、鍔迫り合いをしたり、不意の一撃を受け止めるには脆過ぎる剣──というイメージを朧気に残す存在でしかないと思っていたのです。
スティーブンもかなり無謀なことをしでかしますが、自分の生命力を信じ、決して諦めない逞しさを見せる意外性があるので、そのインパクトに他が霞んで見えなくなったのかも知れません。
これから一巻を読み直して記憶を新たにするつもりですが、三巻を読んでるときに、ふとした疑問が頭を擡げました。
『ディロンとダイアナが出会っていたら、ふたりの仲はどうなっていたかな?』
ダイアナの打算的な思考回路はひとまず置いておいておくとして──ふたりとも冷たい炎のような気性の持ち主ですから、身も魂も焦がすような激しい恋に落ちていたか、同属嫌悪のような犬猿の仲になっていたか──非常に興味を掻き立てられます。