広告代理店はイヌと同じだ!【表】

現役広告営業マンの日乗
~表題は某社宣伝部長の金言から(3/19参照)~

「大日本プロレス」は、最高のエンターテインメントだ

2013-03-03 02:54:14 | 感想文
金曜日、久々に後楽園に、大日本プロレスを見に行きました。


広告業界には、意外にプロレスファンが多い。
実は私もその一人なのです。

と言っても、
私は「大日本プロレス」に関しては、
ここ数年でファンになった初心者なんですが

その初心者なりに
「大日本プロレス」の魅力を一言でいえば、

「真の男同士のドラマ」を、選手が体を張って見せている、

ということではないかと思います。

そして、
それが最もわかりやすくカタチになっているのが、
「デスマッチ」なんだと思います。




例えば「蛍光灯デスマッチ」。

これを現場でビール片手で見ていると

スパーン!

バシーン!

と選手の頭で蛍光灯が破裂する音とビジュアルがすさまじく、

まるで
アメコミのアクションシーンの中に入り込んだような快感があります。



しかも
素晴らしいのは
最後の最後に必ず、
血とガラスまみれになった場を浄化する、
お祓いのような「マイク」が用意されている点です。

けっして、
憎しみから戦っているのではない、
お互いリスペクトし合いながら男を競っているのだ・・・
みたいなことが伝わるような・・・


つまり

「デスマッチ」×「お祓いマイク」

がセットで
「男の戦いを描くエンターテインメント」になっているのですね。



大日本プロレスのデスマッチは、だから、いつも後味が良い。

ここが素晴らしいのだと思います。




因みに
この「後味」というのは非常に大事で、
最後のマイクが
もし「憎しみ」や「軽蔑」を表現するものだったら
デスマッチも、血なまぐささだけが印象に残って、
「そういう趣味の人」だけのプロレスになってしまうでしょう。

大日本プロレスがデスマッチを売りにしているのにも関わらず、
ファン層が広いのは、
こうしたコンセプトメイキングと設計がしっかりしているからだと思います。







・・・というワケで、
金曜に後楽園に大日本プロレスを見に行ってきたワケですが
今回も素晴らしいカタルシスを与えてくれました。


特に、
メインの後の「特別試合」

THE MADNESS OF MASSACRE THE BEGINNING~2つの十字架の殺戮~時間無制限1本勝負
“黒天使”沼澤邪鬼 × 葛西純(FREEDOMS)

が、期待通りの素晴らしさでした。

今回は「カミソリ」「むき出しの板のリング」「奈落」という
凄まじく痛みが伝わる舞台設定でしたが
最後はやはり最高のマイクで、
すべてを素晴らしい後味に変えてくれました。



大日本プロレスは
エンターテインメント・イベントとして
極めてオリジナルで
その完成度はトップクラスなんじゃないでしょうか。



これだけのものを作り上げているのだから、
是非大ブレイクしてもらいたいものです。

初心者なので、
過去のことはわかりませんが、
今の大日本プロレスを見ていて、マジにそう思っている次第です。


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※The reason why the title is“広告代理店はイヌと同じだ”
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