広告代理店はイヌと同じだ!【表】

現役広告営業マンの日乗
~表題は某社宣伝部長の金言から(3/19参照)~

高齢者にとって、お店が近くにあることが本当に良いことか?

2014-05-09 06:46:25 | 雑談
最近、流通のシニア対策が活発です。

その一つが、コンビニの小型スーパー参入と、スーパーの中小SC拡大。

要は、狭いとされる高齢者の行動範囲に、自分の店をプロットしていこうという動きです。


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■イオンが住宅地に密着する中小型ショッピングセンター(SC)の出店ペースを上げる~「マックスバリュ」「ザ・ビッグ」が核
20140508 日経

※2014~16年度は全国30カ所以上に開く。都市部を中心に13年の実績より4割多い

高齢化が進み65才以上の人口は全体の4分の1を超えている

移動に時間をかけず、自宅近くで食品や日用品に加え、様々な生活関連サービスを購入したいシニア層らの需要を取り込む

※背景
○シニア層の増加
総務省によると日本の人口の4割弱が55才以上。
65才以上だけでも4分の1に達する

○移動に時間をかけて大型SCでまとめ買いをするよりも「自宅の近くで食品や日用品を必要な分だけ購入する傾向は強まっている」(イオン)
○東京都が11年にまとめた65才以上の消費者調査では「最も利用する店までの移動時間は20分未満」という回答が全体の「約8割」を占めている

※イオンの中小型SCのシニア対策
○ペット関連のテナントを増やす他、住民が集まりやすいようSCの屋上にレンタル菜園を用意したり、イベントスペースを設けたりする
○小学校の演奏会や趣味サークルの発表会といったイベントも年100~600回開く予定。


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介護が必要な方、お体が不自由な方のご自宅にご飯を届ける宅配は良いことだと思います。

ただ、

元気な高齢者の方は、なるべく遠くに外出して頂いた方が健康に良いと思います。

なので、

こうした流通の動きは、

消費者のことを考えているようで、本当は考えていないと思います。





私はどうも

流通の「消費者の傾向がこうだから、こうする」という短絡的な話の進め方が

あまり好きではありません。



もっとも、

流通に限らず、今は世の中が全て、こういう風になっているのですけど。





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※The reason why the title is“広告代理店はイヌと同じだ”


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