孫文さんの“多摩たまの隠れ部屋”ブログ編

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ハッピーフライト

2010年02月03日 02時10分04秒 | 日本雑感 (日本の話題何でも)
週末の夜、日本のテレビで映画“ハッピーフライト”を放送していた。この映画、始めてみたのは某航空会社の飛行機に乗ったとき、機内映画でやっていて見たのが始めて。
ありえなぃ!!と思うくらいにオーバーな表現でコミカルな部分もあるが、飛行機の安全運航、そして航空業界に働く蔭の人たちを知るという意味では、概要がよく分かる映画だった。

 ハッピーフライトの映画の一場面 (TV画面を撮影)
(B747操縦席、この映画の撮影はB747の実機を使用しています)


 ハッピーフライトの映画の一場面 (TV画面を撮影)
 (無事に羽田空港に着陸した所、横風が強い時、まっすぐ着陸はしていません。 パイロットの腕の見せ所の部分ですが、こういった映画の細かい部分に感激)


この映画が公開されたあとに、ハドソン川でバードストライクによってA320が不時着する事故があり、バードストライクも他人事じゃない・・・

ところで、このハッピーフライトのバースストライクは、上記のハドソン川不時着のエンジンへの鳥さん訪問ではなくピトー管に串刺しというありえないと思える設定。
ありえない可能性を追求してリスク対策・バックアップするのが航空機の安全性。 事故原因がエンジンではなく、ありえない(でもありえるかも)というピトー管の事故設定は、この映画の航空業界の検証作業の深さによる台本の秀作性を示している気がする。
映画がコミカルなタッチだけに、単なる笑いの映画に終わっていない。

B747のピトー管をすぐ傍で見たことあるけど、(見たのは、この映画に協力した会社ではない方の某航空会社の整備工場で、メンテナンス中のB747の機体)現場を見学させてもらった。
一般人がB747のピトー管をすぐ近くで見ることはない。だって、B747のピトー管は操縦席の近くの場所なので地上からみたら見上げる高さなんだから。
離陸中に鳥さんが来たらピトー管は壊れるだろうなぁ。

なんて思いながらネット検索していたら、乗客搭乗中に前輪が突然収納され、機体がドスン!! 数名負傷という事故が北京で起きていた。
ありえねーー!! いや、ありえないことが起こるのが中国!!


前代未聞?中国航空機が離陸前に前輪を収納、8人が負傷―北京首都国際空港
>2007年7月1日午後5時10分頃、北京首都国際空港で、乗客搭乗中の
>航空機に事故が発生した。突然前輪が収納され、前部部分を
>地面に打ち付けた。スタッフ5人、乗客3人が負傷した。

その事故のURLは下記。
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=9338&type=1&p=6&s=no#t

搭乗中とのことで、もし飛行機に足を乗せ掛けていて、その時機体が落ちたら、B747クラスの大きな機体なら落下して大怪我(で、済まないかも)。