素敵な事がありました（ふきや）

ちょっとすてきな事がありました。

月曜日、博多駅交通センター8Ｆの「ふきや」というお好み焼き屋に行きました。
「ふきや」は高校生の時、友人と食べに通った思い出の味。当時はショッパーズの上階にありました。なんだか急になつかしくなって数年ぶりに行ってみました。
お店の人がいい具合に焼き上げてくれるお好み焼きはおいしくて、そうそうこれこれっていいながら、快調に生ビールを空けていた私。満腹になって、2軒目飲み屋にくりだしたのですが、その時買って持っていたひまわりの花を、うっかり「ふきや」に忘れてしまったのです。

忘れたひまわりのことが気に掛かりながらも、翌日もとりに行けず、ようやく今日取りに行って来ました。
男性スタッフばかりのお店、花の扱いなど分からず、もしかしたらそのまま置かれてしおれてるかなぁとも覚悟していました。
お店を覗くと、レジの脇にちょこんとひまわりが咲いていました、ビールジョッキに活けられて。無骨なビールジョッキに活けられたひまわりはなんとも場違いで、それでもちゃんと顔を上げ咲く姿はなんとも愛おしく。
そして、きっと普段は花なんて活けたこともないであろうお店のスタッフの方が、ちゃんと包装をほどき活けておいてくれたこと、その優しさにとてもとても心温まる思いがしたのです。置き去りにされたひまわりをきっとかわいそうに思ってそうして下さったんだなぁ。
人の優しさにふれ、ひまわりは特別に明るく微笑むのでした。

■ふきや（お好み焼き）
福岡市博多区博多駅中央街2-1　福岡交通センター8Ｆ