カメラといっしょ★

地元福岡~イタリア留学からワーキングビザ取得しての海外生活を写真で綴るつれづれ日記

働き者の父ちゃんの味(八幡のちゃんぽん)

2006-09-21 23:30:09 | └☆食事
同じ福岡といえど、福岡と北九州は何かと勝手が違う。言葉も違うし、食文化も違う。やっぱり九州は九つの国で分類するのが自然なのだ。仕事でもないかぎりあんまり行き来もしない。だって遠いもん。
ということで、その仕事で北九州へ。お昼に名物「八幡のちゃんぽん」をいただく。へぇ、そんな名物があったとは。して、どの辺が八幡なのかと思ったらなんとチャンポンの上に唐揚げがぽいっとのっている。八幡って唐揚げが有名なの?とりあえず食べてみる。
麺はチャンポン麺、あたえりまえね、ちゃんぽんだもの。でも博多でちゃんぽんを頼むとなんとも正体のつかな麺がでてくるんだな。両親供に長崎出身の私の長崎DNAがその麺をちゃんぽんと呼ぶことを拒んだ。初めて博多チャンポンを食べた時には星一徹よろしく卓ひっくり返そうかと思ったものだ。
さてこちら、スープはさらっと塩味の鶏ガラだし、具は野菜、豚肉にかき玉となっている。かき玉、ありだね☆唐揚げは薄衣でかなりカリッとそして味濃い目、しっかり揚げられているので鶏肉の身も締まった九州男児風。最近じゃあ肉の柔らかさジューシーさを強調した軟弱な唐揚げが人気で、そのじゅるっとたれる油が胸をむかつかせたりもするが、見よ、この潔さ、唐揚げはこうやろがっ!と言わんばかりの味。揚げたてのカリッとでも、スープに浸った後でも美味しく食べられる。
全体的に私にとっては味が塩辛かったけど、それって、ここが昔、鉄鋼の街で、暑い工場内で重労働をしていた人のご飯のなごりだとしたら、これは力一杯元気になれる味。そう思ったらなんだか良い物を食べた気になったのでした。

■八幡のちゃんぽん
お店の詳細情報が分からなかったのですが、JR八幡駅の目の前です。

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