カメラといっしょ★

地元福岡~イタリア留学からワーキングビザ取得しての海外生活を写真で綴るつれづれ日記

太宰府散策案内

2006-11-01 23:50:43 |  └・九州ぶらり旅
私は古の都、太宰府に育った。
今でも近くに住み、
晴れた予定のない日にはよくふらりと出かける。
そんな私のきままな休日話をきかされていた友人が
自分も行きたいと言いだした。

天気は上々。
電車に揺られて太宰府へ。
車窓を流れる生活感溢れる家々の瓦の向こうに
ゆっくりと護身山の陰が近づく。

天満宮さんに行く手前にまずはお勧め光明禅寺へ。
静かな佇まいと美しいもみじの庭がめでたい。
もちろん紅葉の時期は特にきれいなのだが
夏の青々としたもみじの葉の落とす
みずみずしい陰の美しさが私は気に入っている。
ひんやりと黙する回廊にしばし座し、庭を眺める。
しかしもう11月なのに、なぜにこんなに葉は青いのか。。

おっと寄り道ごめんあそばせ。
天満宮さんに詣でご挨拶。
それから、お石茶屋の木陰で梅が枝餅を食べつつ一服。
ここはお石さんという名物女将のいた有名なお茶屋。
でも一番奥まったところにあるからなかなか知らない人も多い。
この店の裏手の木陰の席が私は好きだ。
春には藤棚が、秋には紅葉が心地よい木陰を誂えてくれている。
にぎやかな参道から離れ、静かな山の空気が心地よい。

さてそのまま獣道をつたいぐるり山越え
九州国立博物館をひやかして、太宰府を一回り、ふぅ。
そろそろお昼。豆腐懐石の梅の花へ。

好物の豆腐シュウマイに湯豆腐、豆腐田楽にあれこれ。
豆腐尽くしでもそれはそれは豪華満腹な御膳と
平日昼間のビールに贅沢気分満喫。

ほろ酔いの勢いで
国分寺などを巡り、都府楼跡まで歩いてしまった。
教科書に載るほどの史跡も
私にとっては毎年遠足に来て遊んだ広場だ。
さすがに歩き疲れて芝生に座る。
山から夜の風が降りてきて
楽しい散策に火照った体にをそっと冷ましてくれる。
「なんか久々のんびりしたよ」って友人がぽつり。
見上げると羊雲が夕焼け空を家路についていた。