goo blog サービス終了のお知らせ 

鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代半ばのオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその2412~狂言鑑賞

2025-04-11 12:26:53 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは狂言鑑賞です。

妻の希望で狂言を鑑賞してきました。
野村万作の芸歴90周年を記念しての舞台とのこと。
前説で若い狂言師の方が90年生きるだけでも大変なのに芸歴が90年とは奇跡のようなものと言っていました。
まさにその通り。
万作と同じ1931年生まれの私の父が5年前に89歳で亡くなったときにずいぶん長生きしたなと思ったのですから、同い年の万作がいまだに現役で演じていることはまさに奇跡以外の何ものでもありません。
彼の舞台をしっかり目に焼き付けてきました。
前説でもう二点、狂言は10分、15分という短いものもあるのに、本日万作が演じるのは50分もの長時間ものであり、さらに面白おかしい話が多い中で、主人が従者に人を斬ることを命じる場面から始まることも異例であると、見どころをしっかり教えてくれました。
足の運びこそ少し大変そうでしたが、声と表情は他の追随を許さない見事なものでした。
「人間国宝」と言葉では知っていましたが、こういう方が国の宝なのだと初めて実感しました。
これからもお元気であまり無理をせずにご活躍されることを願っています。

第二部は萬斎・裕基親子がW主演の30分ほどの舞台でした。
あくまで万作の第一部を立てつつ、次代への期待を感じさせてくれました。
こうして芸が継承されてきたし、これからも続いていくんだなと実感しました。

今回、伝統芸能の様式美を体感することで、その価値を改めて強く認識することができました。
せりふ回しが古風過ぎて半分ほどしか理解できませんでしたが、きっとこんなことを言っているんだろうなと想像することはできました。
考えてみると、絵画鑑賞や音楽鑑賞のときに画家や作曲家、演奏家が表現しようとしていることの極わずかしか理解できないのですから、狂言も同様に考え、極わずかでも理解できれば良いのだと思いいたりました。
また芸術鑑賞とは芸術家の魂を作品を通して感じることだ、と聞いたことがあります。
そういう面でいうと今回は野村万作の魂をしっかり感じることができたと思います。

妻は歌舞伎をテレビでときどき観ています。
次は歌舞伎公演に行こうといわれるのではないかな。







最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。