創価の彼、無宗教の私

創価学会の恋人との恋愛、その家族との問題。
現在は結婚し、脱会。それまでの経緯をそのまま残してあります。

聖教新聞講読停止へ

2006年05月25日 | 学会員の彼とのやりとり

 前記事で聖教新聞の購読について、彼氏と話した事を書きました。
 
 学会の実状を知った彼は、確かにおかしいと納得してくれました。
 新聞の内容も、池田氏の事も、学会員の行動も。
 それでも怖がって昨日は講読解除を迷った結果、結局拒否していました。
 
 でもそのあとネット徘徊しながら私、考えてたんです。
 
 
 講読解除したら地域の学会員、実家とその地域の学会員に連絡がいく。
 これに怯えなくてはならない事自体がすでにおかしい。

 
 
 それが当たり前で育ってきた彼はそれに対して疑問を持った事すらなかったようで、私がそれを言うと少し悩んでから、納得してくれました。
 確かにおかしい、と。
 
 
 連絡まわされるのが怖くて続けているなんて、それって信心と言えるのでしょうか?
 
 
 
「新聞を取っている事で、まだ信仰してると示してるんだ。 自分にそう言い聞かせてるんだ」
 
 と彼が言いました。
 勤行も題目もしない彼、池田氏を尊敬しているわけでもなく(こないだまでしてた)、会合に出る事もない。
 それでも創価学会と切れてはいけない、と育つ過程で思い込まされているせいで離れられないんです。
 地獄に落ちてしまう、そう言うんです。
 
 よく子供の頃言われますよね。
「嘘ついたらエンマ様に舌抜かれるで!」
 だとか、
「夜に口笛吹いたら蛇が出てくるで!」
 とか。
 
 これって別にホントに舌抜かれるわけでも蛇が出てくるわけでもないです。
 舌抜かれるから危ないんだ、という意味で言ってるのではなくて。
 やってはいけない事に対して、どのくらいやってはいけない事なのかを子供にわかりやすい形で言っているだけですよね。
 子供は本気で怖がって、嘘をつくのをやめたり。
 
 創価学会も「地獄に落ちる」が主要部分ではなくて、「退転してはならない」が先ではないでしょうか。
 退転されたら困るから、後付けで言い訳をつけている。
 
 違います、とか言われても、誰が決めたの、見たん? て思っちゃう。
 
 ちょっとふと疑問に思ったけど彼らの言う、やめたら地獄っていうのは創価学会員以外は地獄いきだーみたいな事なんでしょうか。
 最初から入会していない人も地獄? それとも退転したら地獄?
 入る事を渋っている人は、やめてしまう可能性だって大きいわけで、地獄いき(あくまで彼らの言う勝手な地獄)になるかもしれないのにその人の幸せのためだ、絶対に幸せになる、と言い切るのはなんだろう。
 理解できない。
 
 
 話が脱線しました^^;
 
 彼が聖教新聞を取る事を本当はおかしいと思っているのに解除できない理由を色々考えて、頭の中でまとまったので話してみました。
 まず、彼が心配している周囲の人への講読解除連絡が勝手にまわってしまうこと。
 それ自体がまずおかしく、本当に創価学会の事を思うのなら今のおかしい事にきちんと一人一人が抵抗すべきだと言いました。
 脅し文句のための教えは忘れて欲しいけれど、そうでないものは信じ続ける事は自由だし勝手にしてもらっていいと思う、でも今の学会が本当に彼の望む姿なのか考えて欲しいと。
 彼は頷きました。
 
 それから、自分がまだ信仰しているという事を自分や周囲に言い聞かせたいために講読している、と言った事に対して。
 自分が信仰しているかどうかは自分の中で持っていればいい事で、聞かれたらそう言えばいい、お金を払わないと信仰していない事になるの? と聞きました。
 そんなことない、と彼。
 
 最後に、ほしのしずく☆さんの話を軽く彼にしました。
(信心されている学会員さんで、説明もいらなさそうなくらい有名ブログさんです)
 直接私個人が関わったのは、昨日当ブログに書き込みを残してくださったのが初めてで全く初対面なのですが、半年間ネットで創価学会をROM専していた時にいつもお見かけしていたんです。
 ほしのしずく☆さんは学会員さんですが、非会員の学会員への悩みにも耳を傾けてらして、過激な書き込みの多い学会員とは違い、悪い事は悪い、直して欲しい、と認めている印象を受けました。
 この方のような信仰の仕方であれば誰にも迷惑はかからないし、今のように嫌われる学会でもなかったかもしれません。
 
 うちの彼は育った環境が濃かったため、学会の悪い所を認める事はいけないことだ、疑問に思うのは自分だけであって、学会は悪くないんだ、と思い込まされています。
 その証拠に。
 
 
 学会の悪い所を認めた上で、題目や勤行を続けている学会員さんもいるんだよ、望む本来の姿に戻って欲しいと言っている人もいるんだよ、と言った瞬間彼の顔色が柔らかくなったのです。
 
 
 きちんと自分の頭で正しいかどうかを判断し、間違っていると思ったら口に出して言う。
 そんな当たり前の自浄作用が創価学会は働いていないと思います。
 彼はホッとしたようでした。
 ○曜日から講読解除しない? と言った私に「おっけー」と急に態度が変わったんです。
 
 
 ということで、講読解除が決定しました
 彼が自分の頭で考えて、学会のおかしいところを認め、講読解除に踏み切ってくれました。
 これは、大きい!!
 おかげで私も、もしかしたら彼は私を守ってくれるようになるかも、と自信に繋がりました。(創価関連ブログ設立の理由の記事参照)
 
 
 勇気を振り絞って、創価学会関連の情報や思いをブログや掲示板などで公開してくれている方々には本当に感謝したいです。
 それがなければ私達も、創価学会のせいで別れてしまうカップルの一つだったかもしれません、結婚してからつらい思いをする夫婦だったかもしれません。
 まだこれからどうなるかわかりませんが、いろんなお話を読んでまわって、最悪の事態を避けられればと思います。
 
 
 やめて欲しいなんて言わない。
 でも自分の頭で考えて、悪い事は悪い、おかしいものはおかしいと言える普通の人であって欲しい。