5月12日のヤクルトvs阪神戦でマートン事件というのがあったのをご存知でしょうか?
4回の表のことで3塁ランナーだったマートンが浅いセンターフライでタッチアップしたんです。
でもタイミングはアウト。
そこでヤクルトの捕手めがけて体当たりしたというものです。
マートンはそれほど俊足というわけでもないからタッチアップは無理だったのよ。
でも1点リードされていたからなんとか同点にしたかったってことでしょ。
捕手は鎖骨骨折の重傷です。
ネット上に動画がアップされていますが、これは酷すぎる。
わたしは阪神ファンですが、体当りしているのが分かります。
つまり本塁を狙ったというより捕手を狙っている。
ネット上では色んな意見が書かれていますが、阪神サイドからは捕手が完全に塁を塞いでいるというものが多い。
しかし、危険な行為であることは間違いない。
メジャーではよくあることとか言うけど悪いことまで真似する必要はない。
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その後、ヤクルトの八木投手がマートンに報復投球をしてしまったことが残念です。
まぁ周囲も空気を読んだのでしょう。
和田監督も抗議に行かなかった。
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わたしが一番イヤだと思ったのはこの時のテレビ解説をしていた達川氏の発言です。
マートンを批判するのはまぁ仕方ないでしょう。
しかし報復投球を勧めるような発言、そして実際になされた後の称賛するような発言は認められません。
報復投球といっても頭部を狙ったものではなかったのですが。
達川氏はマートンが体当たりをした時には次打席で頭にぶつけてもいいと言っていたのです。
自身が捕手だったこともあり興奮していたのでしょうが、頭部死球を勧めるのは解説者としては非常に拙い。
野球経験者としても問題です。
もし達川氏が当事者だったら投手に頭部死球を要求するのでしょうね。
そんなことしたら投手は危険球退場ですよ。
頭部死球は即刻退場処分になるほど危険なことなのです。
達川氏は解説者としてなんらかの責任をとるべきだと思うんですが。
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もちろんマートンは相手捕手に謝罪しなければならないし、反省すべきです。
3塁コーチも同じ。
本塁上のきわどいプレーは今後も起こるでしょう。
ルールを明確にした方がいいけど、クロスプレーの場合は選手もわからないよねぇ。
捕球とスライディングのタイミングなんて。
捕手が完全にブロックしていたら足から滑るのはこれも危険だし。
頭部死球は誰の眼にもはっきり分かります。
体当たりを勧めるのは拙いけど、頭部死球を勧めるのは絶対にダメ。
やられたらやり返すということはまさに無法地帯のようです。
走塁に関してはコーチの指示を絶対化して責任を負わせたほうがいい。
まさか行けたらいけというサインが出ていた?
阪神は勝つには勝ったけど後味が悪い試合になってしまった。
もし神宮球場だったら…と思うとゾッとします。
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