輝く未来へナイスシュート!

子どもたちは、無限の可能性を秘めています。その子どもたちのために少しでもお手伝いをしたい!

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

発達障害についての支援について考える

2018-02-03 21:27:31 | 特別支援

自分が発達障害のある子どもたちの支援に関わって17年が経過しようとしています。初めて通級指導の担当者となった当初は、なかなか学校現場で理解が得られず、子どもも親もかなり苦しんでいたように思います。長い時間をかけてようやく学校現場で発達障害が認知され、少しずつ適切な支援が行われるようになってきたように思います。しかし、下記の記事のような事例はまだまだあるようです。何と言っても子どもたちが少しでも自信が持てるように、自分の立場でできることをコツコツと積み上げなければなりません。また、自分が取り組んで成果をあげてきた支援のノーハウを後継者にしっかりと引き継いでいくことも急務です。まだまだ頑張らねばなりません

 

発達障害の子「死ねば分かった?」 理解不足による指導が苦しみに

2/3(土) 8:47配信

 「家庭訪問で登校刺激を行う→お願いしていない」「就寝時間がなぜそうなったのか本人に確認させる→プレッシャーになります」…。


 「学習障害(LD)」がある佐藤駿さん(16)=仮名、福井県内在住=のために、保護者と教師らで作成する「個別の支援計画」には、母・美穂さん(45)=同=の意見が随所に記されている。

 中学最後の計画にもかかわらず、特性が理解されていないと感じた。誤字やコピペ(文章の切り貼り)も散見され「真剣に考えてくれていない」と美穂さんの不信感は消えなかった。

 駿さんは字を書くことが苦手。一方で、駿さんが友だちとSNSでするやりとりは普通の若者と何ら変わりない。「書こうとすると『書くことだけ』に意識がいってしまう」(美穂さん)。解決策として学校側に授業中のタブレット使用を求めてきたが実現しなかった。

 「視力の弱い子が眼鏡をかけるみたいに、その子に応じてデジタル機器を使うのがどうしてダメなの」。母親として納得できない。文部科学省による発達障害の子どもに対する合理的配慮の例に「デジタル教材、ICT機器等の利用」が明記されているだけになおさらだ。

  ■  ■  ■

 同県鯖江市の吉崎莉菜さん(13)は5年生になってすぐ、担任に「なんでそんなのが分からないの」と言われ、算数が嫌になった。唯一できた国語で漢字の止めやはねを細かく指摘されたことがこたえた。「(学校に)行きたくない」「嫌や、嫌や」と言うことが増え、全身にじんましんが出るようになった。

 半年以上、市内外の皮膚科を回ったが治らなかった。一晩中、母・幸子さん(43)が体をかいてあげないといけなくなり、睡眠薬が必要になった。知人が「もしかしたら心に何かあるのかも」と心療内科を勧められ受診。「自閉スペクトラム症(ASD)」だった。

 体の発したSOS。「悩んだけど義務教育にこだわるよりも命のほうが大事」(幸子さん)。6年生になって学校に行かなくなると、じんましんの発症は劇的に減った。

 莉菜さんは勉強の代わりに、動物の絵を描くことに没頭した。描き始めて3カ月後の公募展で大賞受賞。審査した画家から「すごく才能がある」と手紙をもらった。作品をネットで公開すると外国人から「天才だね」とコメントが来た。スマートフォンケースとTシャツの商品化も決まった。幸子さんは「楽しくなってきたんでしょうね。学校で褒められることがなかったから」。莉菜さんは今、犬猫の殺処分ゼロを訴える絵本を描こうと、保健所の見学に行くほど行動的だ。

  ■  ■  ■

 県教育委員会によると、発達障害などで通常学級に在籍しながら、必要に応じて個別指導を受ける「通級指導」対象の小中生は6万3497人のうち519人(2017年度)。ほかにも小学校を中心に「気がかりな子」がいる。

 ある教師は「苦手なことを頑張ってやり遂げたとき、褒めてあげるとすごく伸びる」こともあって発達障害の可能性を指摘できないことがあると打ち明ける。別の教師は保護者に診断を促すと「自分の子どもに障害の可能性があると言われた気持ちは分かるのか」と責められたという。

 理解が不足したり、対応が遅れたりして苦しむ子ども。駿さんは卒業から半年以上たってぽつりと漏らしたという。「僕、死ねば分かってもらえたのかな」

福井新聞社

コメント