植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

サクサク三国志 追加ルール 企画

2012年07月08日 16時29分05秒 | 三国志
 先週末に自身の開催するコンベンションでイベントスペース向けのミニシナリオとは別に、行ったのがこの3枚目カードの追加ルールです。サクサク三国志では、場に出された将軍カードの他に手持ちカードからマークが合うカードを2枚目として出して、その合計で勝敗を競います。
 ここで少し問題になるのが、場の将軍の能力が5で、つける手札の能力が5の場合、絶対に負けません。ですのでこの状況だと安心して出せます。勿論、手札の能力5は捨て札ですので、相手が本気でない状態で攻めてきたのに騙されて出してしまうと言うのはありますが、それでも絶対に負けないというのは駆け引き上少し難を感じていました。
 それと、将軍とマークが合わない手札はどんなに強いカードでも単なる捨て札にしかならないことです。これもマークが合わないために単に捨てられていくのは如何なものかと少々思っていました。

 この2つの問題を解決する方法として、知り合いのアイデアで出てきたのが3枚目ルールです。戦争や暴動など行う際に、3枚目として手札からさらに1枚を出します。このさらに1枚はマークが合っていなくても出せます。但し、使用される能力はマイナス3です。ですので能力が5のカードを出したなら+2、4なら+1です。3では出しても効果がありませんが、開墾を行わずに無駄に捨てることが出来ます。逆に能力が2だと-1と返って悪くしてしまいます。1なら-2と目も当てられません。

 このルールを採用して遊んでみたところ、意外に普通にサクサク三国志の既存ルールに溶け込み、いい感じで問題点も解決してくれました。特にこのルールは空白地の勢力に対しても同様に適用され、可能な限り値を高めることが出来ます。孫堅が戦争を行って統率5+5の10で絶対に負けないと思われた状況で呂布を攻めたところ、なんと3枚目に沮授が適用でき、統率の合計はなんと11。上記で問題となっていた絶対勝利を見事覆してくれて大盛りがありです!

 難点があると言えば、3枚を加味しなければならないので、その分は多少は煩雑になります。何度かサクサク三国志で遊び慣れた方なら問題ないレベルかなー。

 あと、即興で3枚目専用として追加したカードが、戦争を知力で行う火計カードや、政治・知力勝負で負けた際に、負けた方が死んでしまう舌戦カード。どちらも1枚ずつですが、絶対に勝てるや、絶対に死なないを覆すカードですので、これが出てくることを警戒しなければならず、それがまた面白さをアップします。


火計で、大逆転したところ


3枚目カードを駆使して、5+4+1と10にしたのに和睦であえなく撃沈


なんと呂布に陳宮が付いてしまって、この空白地は手が付けられない状況に!


戦況は3国大混戦!
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 見よ!この圧倒的な物量を! | トップ | レッドブル »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

三国志」カテゴリの最新記事