馳走いなせや奮闘中!

京都柳馬場三条上ルの町屋料理屋「馳走いなせや」
オーナー(通称大将)の酒と食の奮戦記。

2014年蔵訪問記「御祖酒造偏」

2014年03月07日 | Weblog
あれは何年前やろう?一番始めに御祖酒造さんに伺った時は、電車で行った。
杜氏の横道君が、大阪の酒蔵をあがり石川県の蔵でお世話になる事を聞いて駆けつけたんやなぁ(結構雪が積もってて、駅まで迎えに来てくれたわ)
今回は(て、言うかその時以来いつも車で行ってるけど)某酒屋のYさんと片道五時間弱の小旅行。

Yさんは、巷では無口で有名だ(酒屋なのに余り営業と言うか積極販売しないし…)
車中での会話も基本わたくしのアクションが無ければ、特に喋る事もない。

別にわたくしが喋り苦手じゃないけど、ず~~~~~~っと
喋るのは、まぁまぁ疲れるので福井県を過ぎた辺りから海が見えてくると嬉しい。

のどぐろ。
鰤の砂づり。
はたはた。
いつも御祖酒造に行く前か後には、金沢周辺の寿司屋(主に回転寿司だが…)行くのが御約束。

こちらは、始めて来店したチェーン店やけど流石金沢周辺の寿司屋はネタがいい。
のどぐろは、最近にぎりネタとしてよくみるが、生はたはたにぎりは始めてやわ(全く臭みなく、脂ものって美味しい)
これらは、ランチのセットメニューと別に注文(ランチは寿司10貫に魚のあら汁がついて驚愕の780円!)

本来は、食べ物屋をやってるのでしっかりした(少々お値段が高くても、地元の評価が高い)店を選びたい所だが、そうなるとじっくり泊まってお酒も飲んでみたいな!?感じになるので諦めた。

そんな寄り道をして御祖酒造「遊穂」到着。

横道杜氏は、わたくしと全く同い年の今年55歳!
世間一般で言うと、杜氏として一番脂ののった天然鰤の状態(見かけも少し脂がのってるけど)

御祖酒造に来る前は、現在久美浜の木下酒造「玉川」で杜氏を務めるフィリップ・ハーパーとW杜氏を大阪の酒蔵でやってた訳です。
(思えば、贅沢な話や~)
無造作に写真を撮ってたら
・・・・・・

あれっ…。ステンレスの素敵な階段。
(酒蔵の醪タンクで櫂入れする為の階段は、通路幅も狭いのでかなり傾斜キツいのが普通)
「ええでしょ~」と横道君。

「いゃ~!こりゃ、おっさんには楽でいいなぁ!」
スキップしても上がれる。
(実際スキップはしないが)

そこから、いつものように薮田に増設したバルブの先に付けたチューブから直接空気に触れさす事なく瓶詰め。
(市販の遊穂・純米吟醸のスペシャルバージョン)

「ほんまにガス入った方が美味しいんかなぁ?僕は、ガス抜けてる方が好きやけど…」横道杜氏談…
確かに今飲むと、ガス抜きがバランスいい。
ただ、これから段々気温も上がり少しずつ日本酒(特に無濾過・生・原酒)が重たく感じる季節になる。

その時期に爽やかなガス気があると、お客さんに喜んで頂ければと先読みしてる訳です。
休憩室で、普通酒とか今年の純米とかも試飲。

あっかんわ~!この普通酒めちゃめちゃ旨いし!
横道君も「ええでしょこれ!」とニンマリ。
やはり実力ある杜氏が造ると、すべてのお酒がレベル高い。
・・・・・・?
何で「車坂」「生〇〇〇」って…

「良かったら飲んで下さい」と横道君。
ありゃ…!何か知ってる車坂と違って柔らかい感じになっている。

「今年から代わった杜氏が、初めて能登の杜氏組合から認められた女性杜氏何ですよ」と横道杜氏

へ~~え!こんなに優しいお酒になるんや。
昔からフィリップ・ハーパーも横道君も自分達の造ったお酒も飲むが、他の酒蔵のお酒は常々飲む(本当に勉強熱心だ)

今年は、蔵人が急に一人減って蔵元の美穂ちゃん含めて僅か三人での酒造り…(今年訪問した酒蔵さんでは、凄い的中率で蔵人が急に辞めてるとの事)
それでも350石をやり遂げたと言う。
(これ、かなり凄い事です)
最後に瓶詰めしてくれた純米吟醸いなせやスペシャルバージョンの封印も、横道君自らやってくれましたわ。

今回は、蔵元の美穂ちゃんは東京に出張。
忙しい中、手を止めて歓迎してくれた横道君。
ほんまにありがとうございました!

今年の遊穂も最高の出来栄えです!


一つ気になるのは
帰り道Yさん、喋ってくれるかなぁ…。
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