馳走いなせや奮闘中!

京都柳馬場三条上ルの町屋料理屋「馳走いなせや」
オーナー(通称大将)の酒と食の奮戦記。

2014年蔵訪問記「上原酒造編」

2014年03月14日 | Weblog
滋賀県高島町の上原酒造(不老泉)
堂々たる昔ながらの木槽で、天秤搾りって言う片方に石の重りを付けてテコの要領で酒袋に入れた醪に圧をかけてお酒を搾ります!
これが、袋に詰めた醪。
その数ざっと230~240袋(ほんまに大変な手作業)

上原酒造さんは、全てのお酒をこの二台の木槽で賄ってます(まぁまぁと言うか、かなりの重労働)

当日は、馳走いなせやの川村料理長・アルバイト藍ちゃん(実は人妻…)・六角んまいの店長真理(まだ修行中だが…)とわたくしの四人でお邪魔。

二週間前に上原酒造の専務(上原ちゃん)に電話したら
「高田さん…。インフルエンザかかってしもて、今現場出れないんですよ~~~~」

出れたとしても、そこにスタッフ連れて行けへんわ~!
(子供二人と奥さんも一緒にかかったらしい)

そんな訳で、完治したであろう二週間後の「渡舟」の搾りに。
(午前中に渡舟・午後から亀の尾の搾りもあるが、12時には京都で打ち合わせがあるので泣く泣く亀の尾には関われなかった)
残念・・・
槽の右の下には、垂れてくるお酒をうける大きな桶。
ちょうど、最初に出てきたお酒(あら走り)!

ここが美味しい!


訳じゃありまへん。
(え~!何で~?と思っているでしょう?)
もちろん、あら走りが美味しいお酒もあるが上原酒造含めてボディのしっかりした山廃やきもと造りのお酒は
どちらかと言えば、中汲み(少し圧をかけた状態)から責め(搾りも後半のかなり圧をかけた状態)に旨味がでよる訳です。

搾り始めて一時間。
この辺りでやっとこさキツい渋味も和らぎ、ほんの少しの甘味が顔を覗かせ

よっしゃ、ここやな!
ご用意頂いた六本の瓶に真理と藍ちゃんが渡舟のあら走りを詰める!


ここ迄の下りで言うと「何で旨味のない所で詰めるの?」
と、なる訳ですが。

【理由1】 京都に12時には帰らなあかん…。

【理由2】 ある意味、この辺りからが酒蔵で蔵人さん達がお酒の出来を「きき酒」する
言わば、酒蔵でしか飲めないお酒でもある訳。

【理由3】 何処にもないので、ほんの少し優越感がある……(説得力うっす~!)

自分で言うのもなんやけど、わがままやわ~!
(上原ちゃん、無理言ってごめんよ~!)
ここが、上原酒造の瓶詰め場。
ちょうど速醸の瓶詰め。

日本酒造りは、同じ時間に複数の作業があってほんまに苦労してはります。
最後におやっさん(山根杜氏)と記念撮影。
先月77歳のお祝いをされ、杖をついての蔵仕事(おやっさん、どうぞお身体に気を付けて下さいませ)

帰り際、上原ちゃんのお母さんが今畑から抜いてきた大根を…
お父さんが蔵の入り口で、仕込み水にも使う水を飲ませてくれはり
家族総出で歓迎頂き、誠にありがとうございました!


今日の渡舟あら走りは、去年の渡舟(一年熟成)とともに馳走いなせや・魚戸いなせや・六角んまいでお飲み頂けます。

まぁ、あら走りは結構
ハードで美味しい次元じゃありませんが搾り始めてすぐの渡舟は、よそじゃ絶対飲めませんよ。
上原ちゃんも「高田さん、これはまだ無理ですよ…」と言ってたお酒。

わたくしの中では「美味しい美味しくないより、今日皆で朝から一緒に酒蔵に行って自分達の手で瓶詰めしてお客さんに飲んで頂ける事に喜びがある」が、いなせや流。
大切なのは、蔵に関わり人に関わる事。

売り切れる前に、お越し下さい~!
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