馳走いなせや奮闘中!

京都柳馬場三条上ルの町屋料理屋「馳走いなせや」
オーナー(通称大将)の酒と食の奮戦記。

浪の音(余花朗)の昼酒会

2014年08月06日 | Weblog
毎年恒例
8月の第一日曜日貸し切りの余花朗の昼酒会。
浪の音の蔵元「中井孝」さんと本日の特別酒。今年も沢山のお客さんと一緒に京都駅の正面改札前に集まり、一路堅田駅まで。
当日は、暑くなりそうな予感…。
前菜の一膳で、いきなりのこの料理。(黒烏龍茶と極ゼロは、堅田駅のコンビニで購入した)

実は、昨年までは「余花朗の鰻会」としてお誘いしてた集まりやけど…
皆さんご存知の諸般の事情で、鰻の入荷が困難な為
鰻抜きの昼酒会。

それでも、一般流通では中々お目にかからない大吟醸のオンパレードを用意して頂きました。

普段の馳走いなせや昼酒会と一番の違いは、完全なるお客さんとの一体感。
一緒に食べて飲んで、支払いも一緒。
まるで、サークル活動ですなぁ。
これは、中盤の取り分け料理。
「海老豆」と「蓮根とスルメの一夜ぼしの辛しマヨ?」

お酒が進みます。

やはり鰻が無いのは寂しいから、なにか代わるべき「名物」はないかなぁ。
そんな時、思い付いたのが「鯰(ナマズ)の蒲焼き」

ちょうど同席した常連のWさんが「そう言えば、琵琶湖では夏場に産卵の為ナマズが浅瀬に来るのでよく捕獲されるらしい」と…。
それや~!
Wさんナイス!
先日、偶然テレビで見てた日本人が海外で料理する番組で
「蒲焼きの原形は、ナマズなんですよ」と言って作ってたわ~!
(すんません…知識少なくて)

なるほど、もともと鰻より臭み(野性味)のあるナマズが蒲焼きのタレに適応するのは極めて正しい。
しかし鰻は白焼き出来るけど、ナマズは無理やろか?
とか、何とか考えながらも

わざわざ行く場所には、現地ならでわの「名産品」が必須。
早速、オーナーの中井君に言ったので

近々、馳走いなせやで「鯰の蒲焼き」試食会がある
かも…
川村料理長…よろしく~。
今年の〆は「卵かけご飯」
知る人ぞ知る(ほとんど知らんやろう…)
浪の音の仕込みの手伝いに行くと朝食に出る、極上卵。
(昨年の昼酒会は、鰻のひつまぶしやったけど)
ぶつぶつ…。



でもそんな時間をお客さんと過ごしてから、いつものように「酒蔵見学したい人は、蔵元さんと一緒にどうぞ」
と、言えばほとんどのお客さんが手をあげる。
冬場一緒に浪の音の酒づくりを体験されてる方々とわたくしは余花朗に居残り。
気づけば…
凄い雨が~!

余花朗と酒蔵は、徒歩五分ぐらいやけど絶対に戻って来れないぐらいの雨。

まぁ、そのうち帰って来るやろ~。
一番の帰還者はWさん。
思ったとおりずぶ濡れだわ…。
(ご苦労様でございます…)

その後、傘を交替でさして一人二人と戻って来られて
最後のお客さんが戻ってきた頃に雨があがる…(ん~人生そんなもんや)
偉そうに最前列で涅槃像の如く横になるわたくし…(記念撮影やけど)

午後四時過ぎに閉会。
お客さんと楽しい一日を過ごさせて頂きました。

何かこんな時間が凄く大切に思えてます。
はるばる遠方よりお越しのお客様
大変ありがとうございました!

帰りの堅田駅のホームで
「どしゃ降りの雨があがると、ほんま涼しくなったなぁ」
「この後皆さんどこか行く予定ありますか?」
・・・
言った自分を責める…。

堅田ではあんなに涼しかったのに、京都はうんざりする蒸し暑さ。
納涼ちゃうや~ん!
鴨川を三条大橋から四条大橋まで、小雨に濡れながら歩くと汗だく。
( ̄▽ ̄;)

常連シゲちゃんとO夫妻も限界だ。
移動っ!

そしてビストロSept
あんなに誰も食事は無理だと言ったくせに、少し食べ始めると止まらない。
(当日一周年やし行く予定はしてたけど、こんな人数になるとは)

これは、早めに引き揚げないとヤバそうな予感…
てな事は、必ず当たる。

そろそろと思った午後九時ぐらいに追加でハンバーグ(その前にサラダ・牛タン・ハツのたたき・レバーカツ・トリッパ・もつパスタ等々で満腹の後やし)
そして十時の閉店間際

三条新町のMめのオーナーが、ベロベロで登場。
一番に帰る予定のわたくしは、やむなく追加ドリンク(同席のお客さんは、ほとんど帰ってしもた)

うだうだ話をしてたら、セプトスタッフが
「お疲れ様です」と、隣に座る
午後十一時

わたくしキープの焼酎ボトルもなくなり、ワインになり
MめのオーナーS藤は、壊れたレコードみたいに同じ会話をする…。
「もうええっちゅうねん」

隣のセプトスタッフがなんやかんやと聞いてくるけど
「俺、もう十二時間飲んでるし」
いや、もう一時だ…。

あかん…帰る。
明日、痛風が出ませんようにと祈りながら…。



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2 コメント

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ナマズ料理 (W)
2014-08-09 15:34:32
昔、ナマズのコース料理を食べに行ったお店の名前を思い出しました。
洛北の「十一屋」さんでしたが、残念ながら廃業されたみたいです。
http://nakkacho.cocolog-nifty.com/main/2006/08/post_5459.html
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Re:ナマズ料理 (chisouinaseya)
2014-08-10 01:39:15
安定供給が難しいのか、変わり者しか来ないのか…。来年に向けて、もう少し考慮してみますわ。
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