馳走いなせや奮闘中!

京都柳馬場三条上ルの町屋料理屋「馳走いなせや」
オーナー(通称大将)の酒と食の奮戦記。

燗番娘コンテスト

2014年10月02日 | Weblog
さて、前回ブログの続きだ
9月28日の見事晴天に恵まれた日曜日

丹波ワインのイベントに別れを告げ、一路丹後を目指す。
(もちろんノンアルコール)

んまい店長・真理が出場する「丹後の地酒祭り」の会場内で同時進行される「燗番娘コンテスト」

わたくし自身も2ヶ月ぐらい前まで、全く知らなかったけど…。

知り合いの四富会館の龜龜に張ってあったポスターに興味を持ったら
龜龜のオーナーが「高田さん、隣に実行委員がいますよ」と

そこから、色々と話をすれば
結構知ってる丹後の酒蔵がいるわ。

実行委員「よければ、誰かスタッフの方に出て頂けませんか?」と言われ
即答で「あ~!出ます!」

いつもの事やけど、真理の都合も聞いてない。

翌日、真理に「28日の燗番娘コンテスト、ノミネートしたし」
真理「え~!私が~。ところで何ですかそれ?」

こんなやりとりがあり、直接説明に向井酒造の長慶寺君が京都入り。

んまいは、ピーク時間を避けたかったので馴染みの店で落ち合い
夜10時ぐらいに移動
( →_→)

んまいでも飲みながらあれこれ説明する内に見事撃沈…。
ポスターでは、格好いいのに。



そんな事で、燗番娘コンテストには最終登録された真理は11番の出場者だ。
会場入りすると午後4時の第二部待ちのお客さんが長蛇の列。
えらい事になってんなぁ…。

あまり緊張感ないし…。

さて、決勝は11人中6人が勝ち残ったメンバーで行われた。
(昨年迄は4人で決勝が行われたらしいが、今年は接戦で急遽増やしたらしい)
この様に、京都の錦市場を彷彿とさせる混みかた。

そして決勝戦!
お客さんのたかちゃん手作りのポスターをさりげなく(どこがやねん)ブースに付けて。

予選では選べなかったお酒も決勝は、自由選択できる。
(真理が選んだのは、日頃から扱い慣れてる木下酒造の玉川・きもと造り)

ん~~ん!ナイスチョイス。

しかし…。見るからに手強い1番の彼女が気になる。
見事な「おっさん殺し」のオーラがかなり出てるわ。
燗をつけまくる真理も負けてはいない。全てのお客さんに木下酒造やフィリップハーパー(イギリス人の杜氏)の説明と~!

ついに出した伝家の宝刀「燗冷まし」
常温・燗・燗冷ましの三本柱だ~!
(さすがにこれは真理しかやってなかった)
もうお父さん何も教える事ありません…。
そして優勝者発表!
1番の彼女は、真理の前に最多投票賞をとったので多分間違いない!
(と、思いつつもこっちまで緊張する)
祈る真理に

「第五回燗番娘コンテスト~!優勝者は、三宅真理さ~ん!」
瞬間、会場内に響きわたる
「やった~~~~!」の一番大声は、誰あろう真理自身…。

飛ぶは、跳ねるは、踊るは。
少しお父さん恥ずかしい…。

いや~!でも痺れた。ほんま何年ぶりかで痺れた。
おめでとう真理。
米100キロと日本酒33本をゲット!したけど…。
「これいつ送ってくれはるんですか?」は余計やし(あ~恥ずかしい…)

そして、わたくしの元に駆け寄る木下社長
「いや~!木下酒造の酒で優勝してくれてありがとうございます!」
いや…俺ちゃうし。

無事に責務を果たした真理は、当日二次会参加して宿泊するので
我々は、おいとま致しますわ。


そして後日談
さらに「たかちゃん」は真理カレンダーと優勝ポスター迄作成してくれ
わたくしは、先日ライバルだった彼女の勤務先「燗の美穂」に行ってご挨拶。

改めて「おっさん殺し」を確信しました…。
こっちに一票入れてたら真理怒ったやろなぁ~。