我が社にもエネルギー供給システムはあります。しかしあくまで緊急用です。平時は電力会社からバカ高い電気を買っています。 自家発電所を持つ企業がこれほど多かったとは知りませんでした。全国でスデニ6000万kWです。確か標準的な原発が1基で100万kWのハズ。原発60基分のエネルギーが自家発電で供給されています。
自家発電所を持つ企業は「電力会社から電気を買うのはバカバカしい」 とミナ言います。
自家発電の例です。
・新日本製鐵:君津共同発電所。君津製鉄所の使用電力の9割は自家発電。
・JR東日本:川崎火力発電所&信濃川発電所(水力)を保有。電力使用量全体の6割を自家発電で賄っている
・霧島国際ホテル(鹿児島県):地下から湧き出る温泉蒸気でタービンを回す地熱発電
・杉乃井ホテル(大分・別府温泉):地熱発電所を保有し、使用電力の7割を賄っている
……
生体には細胞一つ一つにエネルギー供給システムであるミトコンドリアがあります。そしてエネルギーの地産地消が行われています。そこでは必要な量だけエネルギーが作られます。この方法を人間社会も取り入れる方向なのかも。エネルギー供給を電力会社に任せ一局集中させること。20世紀のみの特殊なシステムと私は思っています。
<付記>
上記内容は「週間ポスト」より。「ぽぽんぷぐにゃん」のblogに教わった
PS 「高温岩体地熱発電」 という火山国日本に適した発電方法があります 「高温岩体地熱発電」の原理は上図の右です。左が一般的な地熱発電です(左の方式では温泉の湯を取り合ってしまいます) ボーリングを深くして高温岩体まで掘ります。人工の熱水だまりを作って、生じる蒸気を利用すれば… 高温岩体は火山国・日本のあらゆる場所に存在します。 大きなメリットとして温泉とも競合しません。国立公園内にプラントが必要な訳でもありません。 21世紀の日本のメインの発電方法の一つになるハズと思っています。 「高温岩体地熱発電」は原発40基分の潜在能力とか… 工夫しだいでそれ以上と私は思うけどね 。なおこちらに詳細記事をupしました。