西園寺由利の長唄って何だ!

長唄を知識として楽しんでもらいたい。
軽いエッセイを綴ります。

長唄演奏会

2012-03-21 | 仕事関係
今日は、三越劇場で長唄の演奏会があったのですが、
これは「東日本大震災復興支援」の演奏会で、収益金のすべてを
福島県相馬市教育委員会に寄付し、楽器購入資金としてに使っていただくという、催しでした。

こういう会は長唄の会としてははじめての企画だったのですが、
長唄協会企画委員会の皆様のご尽力で実現しました。

参加なさったお弟子さん方、また賛同出演なさったプロの方、
切符を買って下さったお客様、
そして会場を提供して下さった三越劇場さま、皆様の支援の気持ちが
一体となって、かつてないいい演奏会となりました。
ほんとうに有難うございました。

長唄という小さな世界ですが、こういう形でお役に立てたことを
非常にうれしく感じております。

まず第一部として、お弟子さん方参加の「花見踊り」と「越後獅子」。
こんな感じで舞台に並びました。

指示をしているのは、今藤美知氏。

「花見踊り」のお囃子には、望月太左衛氏のお弟子さんがたくさん出ていらしたのですが、
一際目をひいたのが、こちらのお方。
ジュン・リドンというアメリカ人。もう30年も鼓を習っているのですって!
日本人よりも日本人らしい方でした。芸名は望月太左如。

左はお師匠さんの太左衛氏。

「越後獅子」には京都からしげ森の女将が参加。



しげ森の、舞妓小ふくさん(左)、芸妓ふく紘さん(右)も参加です。


今藤家元は「鷺娘」で、私はワキを弾きました。
唄の尚之氏のワキを唄ったのがこちらの杵屋巳津也氏。
長唄界に置くのはもったいないくらいの、かなりイケメンです。

しかも、気だてがよいときている、追っかけも多いのですよ。

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