@Guitar & Music & China

日本・中国を中心とした主に音楽と楽器を紹介します(節操はありません(笑)楽器は主にGuitarです)

【梅艷芳】川島芳子

2005-06-20 | 音楽以外の映像系

いきなりですいませんが・・・映画です。
梅艷芳(アニタ・ムイ)が主演を務める映画”川島芳子”です。
共演として劉華(アンディ・ラウ)が出演しています。
何故いきなりこんな映画を載せるか・・・?

去年(2004年)5月に、二胡を買う目的で上海に行きました。
持ち帰る際、農林局の許可書が必要だった為1週間程度の日程で行ったのですが
着いて次の日に早速二胡を買い、その翌日(買ったのが日曜だった為)
さっさと農林局へ行き、許可書を申請して来ました。
(ちなみに必要な物は、物・領収書・パスポート・申請料の4点のみです)

許可書が発行されるまで、市内観光(と言っても、観光客が行くような高いお店は
全然知りません(笑い))をしつつ、メディアを片っ端から買っていました。
で、ホテルに帰るのですが、上海は殆どがケーブルテレビで(確か)50Chくらい
あったと思いますが、その中の一つに香港映画専用Chがありました。

その時は、前年末(2003/12/30)に梅艷芳(アニタ・ムイ)が40歳の若さで亡くなっており
夜中に限り、毎日2本づつ梅艷芳の出演作を放送していて、その中の一作品が
ここで紹介する”川島芳子”でした。
川島芳子は、清朝の流れを汲む血筋の人なのですが、詳しい事は分からないので
ウィキペディア様より転載させて頂きます。

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【川島芳子】

川島 芳子(かわしま よしこ、愛新覚羅 顕紓、1907年5月24日 - 1948年3月25日)は
清朝粛親王の王女。別名、金壁輝。日本人に育てられ、日本のスパイとして暗躍
「東洋のマタハリ」と呼ばれた。

【経歴】

【生い立ち】

清朝太宗ホンタイジを遠祖とする粛親王善耆の第14王女として
光緒33年旧暦4月12日(西暦1907年5月24日)北京に生まれた。
辛亥革命後、満蒙独立を画策していた大物の大陸浪人川島浪速の養女となり1913年頃来日する。
旅順に亡命していた粛親王が川島浪速に子がないのを哀れみ
友情の証として川島に贈ったものである。
以後、川島芳子と改名、東京の豊島師範付属小学校から跡見高等女学校に進んだ後
川島の転居にともない長野県松本高女に転校した。17歳で自殺未遂事件を起こし断髪、男装となる。

【東洋のマタハリ】

1927年20歳の時、旅順でモンゴルの王族カンジュルジャップと結婚するが、1930年家出。
養父のコネで関東軍に接近し、満州事変や上海事変では日本のスパイとして暗躍した。
うりざね顔、黒いつぶらな瞳の美貌で、男装の麗人として小説にもなり
「東洋のマタハリ」とも呼ばれたが、実際のところ現代的感覚では美人とはいえない容貌である。

川島芳子←実際の川島芳子

【関東軍との関係】

1932年、清朝最後の皇帝であった溥儀を担いだ満州国が成立すると
川島芳子は新京で満州国女官長(満州皇室の護衛係とも言う)に任命された。
1933年には関東軍に担がれて満州国安国軍(定国軍とも言う)総司令となり、熱河作戦に従事。
関東軍が満州王女に率いられた満州国義勇軍と宣伝した物であった。

しかし関東軍は川島芳子の奇矯な性格をもてあまし、1936年日本に送り返される。
その後、昭和の天一坊と騒がれた相場師と同棲したり、天津で中華料理屋を経営したりした。
(この頃、笹川良一らの日本人右翼とのつながりがあった)

当時、川島芳子は李香蘭として知られた山口淑子と親密な関係にあり
川島芳子の愛人の山家亨と山口淑子の関係を川島芳子が疑ったエピソードや
身内の西太后が他の妃の四股を切って壺の中に入れて飼った事を語ったエピソード等を
山口淑子は彼女の自伝に記している。

【処刑】

1945年日本の敗戦とともに北平で中国国民党軍に逮捕され、漢奸(中文の“国賊” “売国奴”)
として訴追された。1947年に死刑判決を受け、1948年北平第一監獄で銃殺刑に処された。

【家族】

川島芳子の妹に愛新覚羅顕(あいしんかくら・けんき)がおり
著書に『清朝の王女に生れて』(1986年)がある。

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以上が、川島芳子の詳しい経歴 及び 生涯です。

戦時物関係に興味があった私は、名前と男装の麗人と呼ばれた事は知っていましたが
ここまでの詳しい事は知りませんでした。
ただ”関東軍の女スパイの事が、何故香港で映画化されたか?”と言う
疑問が湧いたのは憶えています。
中国で見る香港映画なので、当然中国語で(広東語から普通語に吹き替えられてはいましたが)
意味も分からず見ていたのですが、結局最後まで見てしまい翌日は寝不足気味でした(笑)

鳴り物入りで日本に入って来る映画も沢山ありますが、日本で公開されない中にも
良い映画があるもんだなぁなどと、今更ながらに感じています。
あまり宣伝には踊らされない天邪鬼な私でした(笑)

※VCDは廃盤のようなのでDVDを紹介しておきます。
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