おうど色

桜の花びらがはらはら風に流れていた。葉桜の木もある。明後日は春の嵐とか・・・。京都では明日、桜も見納めになるだ

ろう。いつも桜に気を取られ桜が散った後、樹々は黄緑色の葉を芽吹いていると思っていた。ケヤキの葉は芽吹いた時はお

うど色をしていた。それが徐々に黄緑色になってゆく。枝と同じような色なので、遠くから見てまだまだと思っていたの

が、本当はもう芽吹いていた。柔らかいおうど色の葉。しばらくすると景色は黄緑色に鮮やかに変わる。クレパスを買って

もらい始めておうど色というのを知った時のような感動！

　

　　　　　　

桜

　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　出会いと別離を同時に宿し

　　　　　　　　　　　　　　　僅かな時を咲ききる

　　　　　　　　　　　　　　　とどまりなく流れる時への想いが花に託され

　　　　　　　　　　　　　　　人々の心に深く刻まれ続ける

　　　　　　　　　　　　　　　散りゆく姿に歴史の移り変わりが重なり

　　　　　　　　　　　　　　　絵巻物のように解かれてゆき

　　　　　　　　　　　　　　　過ぎ去り訪れ来る時の広がりに

　　　　　　　　　　　　　　　人々の想いが咲く花のように浮き上がる

　　　　　　　　　　　　　　　花と共に咲くわたしの生命（いのち）もまた

　　　　　　　　　　　　　　　悠久の時の中に流れ散る

　　　　　　　　　　　　　　　今一時　花を心一杯に咲かせ

　　　　　　　　　　　　　　　気高く潔い姿を刻み学ぶ

　　　　　　　　　　　　　　　花に呼ばれてある時　花が教えてくれる

　　　　　　　　　　　　　　　いつかの生で刻んだ想いを

　　　　　　　　　　　　　　　過去から未来に連なる時の流れが

　　　　　　　　　　　　　　　今この瞬時にあると

　　　　

４月の二条城

お天気が良かったので、ふらふら・・・観光客にも紛れて・・・春の一日。お城の南西角から向こうにNHKの塔が見える風

景を残しておきたかった。お城の正面、堀川沿いの桜も４日前はまだまだだったが、今日は満開。二条城正面の歩道でレン

タルサイクルに乗った外人さんと向かい合って、譲り合ったがお互い前に行こうとする方向が同じになり思わず笑い合っ

た。二条城付近を歩いていると、外人さんに道を聞かれることがよくある。英語はしゃべれないので、単語を並べて対応。

いつも良い旅行をしてもらいたいと思う。