『忸怩たる思い』....三半規管の掃除も終わったことだし

カワサキW800に乗り、千葉ニュータウンを拠点に暗躍する、還暦なりたての元航空自衛官のオッチャンの思い録。

「ヒットラー」の映画を観に行く女性達の心境や如何?

2008年09月23日 07時36分24秒 | 映画
昨晩仕事帰りに渋谷のBunkamuraル・シネマで『わが教え子、ヒトラー』をようやく観賞。1930最終上映の部。

ル・シネマは初めてで、オール自由席。正直、劇場も椅子も窮屈で一昔前の印象。
渋谷くんだりまでわざわざ出向いたのも、当該映画の上映が関東地方ではここのみだったからで、観賞環境ならとてもとても今風のシネコンには太刀打ちできないでしょうな。

ところで肝心の映画だが、内容はこれから観られる方の為に詳細は述べません。
表面上はコメディーチックな場面が多用されていますが、実はシリアスで重い題材を扱っている。第三帝國崩壊直前、ヒットラーのアジ演説により、大衆を鼓舞し捲土重来を期すゲッペルスの企画。心身ともボロボロのヒットラーがユダヤ人の元演劇教授の演技指導?を受けてみるみる、往時の活力とエネルギーとオーラを取り戻してくるそして。エンディングは...?

ドイツ語特有の語感にヒトラーを擬したバリトンの利いた声が相俟って、なかなか迫力があった。そして、ところどころ数万の群衆がヒットラーの演説に歓呼する実写フィルムを織り交ぜたシーン。演説もクライマックスに達したところで、チャップリンの...

さて、前置きが長くなったが、タイトルの件。
観客は私の如きヒットラーやナチに毒された危ない者が来ていると期待と不安で劇場に臨んだがアニハカランヤ、意外と殆どが女性。老若、アベック、女性同士、単独色々な取り合わせで席に収まっていたが、興味が沸いたのは観賞の動機。

ファシストではなかろうし、映画自体マスゴミの宣伝もなく、その内容も決してロマンチックなものが予想される筈もない。どうして????
1つ席を空けて右隣の20歳そこそこの女性は一人で来ていた。
ナンパじゃないけど、数名の人に動機のインタヴィユーでもしたかったな。
女性の方。どなたかお答え下さい(^^ゞ

映画鑑賞を終えて109辺りを地下鉄に向かう途次のこと。渋谷は若者の街といわれているが、なんと汚らしい。
帝國の如くピーンと張り詰めた空気でなく、濁り澱んでいる。
わたしゃ、こんなの大嫌いということで、お後がよろしいようで...
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1 コメント

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ホント? (言えさん@管理人)
2008-09-24 22:28:51
職場の者が言っていたけど、コスプレの参考として映画観賞とか?

イヤイヤそれはないでしょう。パハップス・メイビー。

わざわざ1,800円を払うんなら、もつと他の手段があると思うんだけど
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