病院で再手術の検査結果。
思ったよりもガンの根が深い。
乳腺というのは放射線状になっていて右の乳房の右側に何個かガン細胞が出来ているらしい。
前回の手術で摘出したところにもやはりちょっと出来ていたらしい。
もしかしたらこの先根を残しておくと再発が考えられる。
それを考えたらブースト放射線と言って通常手術後に行われる放射線治療よりもやや広範囲に放射線をかける再発リスクの高い治療と、再発リスクが限りなく少ない全摘出の2つの治療法の提案を医者から出された。
全摘出
あまりのことに目の前が真っ暗になる。
2回の手術を耐えてこの結果?
声も出ない。
死にたいとも思った。
女を捨てるわけでも無い。
後に胸は再度作ることが出来る。
でもそれは私の胸であって私の胸ではない。
私が言葉に詰まっていると付き添いで居た親が私の変わりに答えた。
「今後の事を考えるなら全摘出にして下さい」
「その方が良いと思います。じゃぁ早いうちが良いでしょう。」
そう言ってさっさと手術日を決める。
茫然自失の中、親が言う。
「ね、生きられるんだから良いでしょう?胸はまた作れるんだから。」
その時は茫然自失でうなづくしかなかった。
年明けに手術が決まって病院を後にする。
その時も何も考えられなかった。
家に帰ってから少し外に出る。
一時間位ずっと考える。
何のために手術を頑張ったの?
2回もの辛い手術。
傷も痛い。心も痛い。
頭の中ではもう色々な思いと不安とで凄い大嵐だった。
散々考えてやはり切りたくない!と思う。
そんなに簡単に切れない。
ガンが手遅れな訳じゃない。
なのに何故全摘出の選択しかないの?
意を決して親に訴える。
「やはり全摘出はしたくない。」
私は一人っ子で生まれたときから私は親より先に死ぬと言うことは出来ない。一人っ子として生まれたからには親を看取る必要がある。だから親より先に死ぬと言う親不孝だけは出来ないとずっと使命に似たような気持ちを持っていた。
でもやっぱり出来ない。
全摘出を簡単に選ぶ事は出来ない。
親とのバトルはすさまじいものだったよ。
私がパニック状態に陥る。
親も泣き叫ぶ。
私がこんな体に産んだからいけなかったと。
泣き叫ぶ親を見てもやはり全摘出の決断が出来なかった。
私は親不孝なのか・・・。
こんな体でも生まれたことを恨んだ事は無かった。
恨む恨まないとかじゃなくて切るか切らないかの話なのに。
親は泣く。
泣く親を見てどんなに辛いか・・・。
でも決断出来ない私。
リスクが高くてももう一つの放射線をかける治療に賭けたかった。
しぶしぶ親が病院に連絡を取る。
看護士が出て、手術のキャンセルともう一つの放射線の治療を聞きたいとの旨を伝える。
しばらくして主治医の先生の回答を持って来てくれた。
驚くよ。
「放射線のブースト照射はやはり薦められない」だって。
早い話がやっても良いけど知らないよって言う考えらしい。
患者の意見より主治医の意見が優先か。
「やはり他の患者さんも不安になるんですよ。もうっちょっと落ち着かせて考えさせてあげてほしい。」だって。
残念ながら落ち着いてるよ。
全摘出のもう一方の案はじゃぁ何でしょうか?
一応言ってみましたなのか。
親ももしこれ以上先生に逆らえば見捨てられるって考えてるようだ。
いや実際そうなんだろう。
患者にすればそれが一番怖い。
「私の言うとおりにすればこれから先も診てあげます。」
との甘い言葉も付いて来た。
それからが再度親との戦い。
切るか切らないか。
何故ブースト照射は出来ないと言い出したのか。
先生を信頼してと親は言っていたけれど、一度根付いた医者への猜疑心と言うか不信感は払拭出来ずに悶々としている。
セカンドオピニオンもあるけれど残念ながらガンセンターは年末年始のお休み。
もう親の為に全摘出するしかないのか・・・。
お願い。このブログを呼んでいる人・・・意見を聞かせてください。
励ましでも何でも良いから教えて。
書き込んでくれるならみんなの考えを聞かせてください。
お願いします。
思ったよりもガンの根が深い。
乳腺というのは放射線状になっていて右の乳房の右側に何個かガン細胞が出来ているらしい。
前回の手術で摘出したところにもやはりちょっと出来ていたらしい。
もしかしたらこの先根を残しておくと再発が考えられる。
それを考えたらブースト放射線と言って通常手術後に行われる放射線治療よりもやや広範囲に放射線をかける再発リスクの高い治療と、再発リスクが限りなく少ない全摘出の2つの治療法の提案を医者から出された。
全摘出
あまりのことに目の前が真っ暗になる。
2回の手術を耐えてこの結果?
声も出ない。
死にたいとも思った。
女を捨てるわけでも無い。
後に胸は再度作ることが出来る。
でもそれは私の胸であって私の胸ではない。
私が言葉に詰まっていると付き添いで居た親が私の変わりに答えた。
「今後の事を考えるなら全摘出にして下さい」
「その方が良いと思います。じゃぁ早いうちが良いでしょう。」
そう言ってさっさと手術日を決める。
茫然自失の中、親が言う。
「ね、生きられるんだから良いでしょう?胸はまた作れるんだから。」
その時は茫然自失でうなづくしかなかった。
年明けに手術が決まって病院を後にする。
その時も何も考えられなかった。
家に帰ってから少し外に出る。
一時間位ずっと考える。
何のために手術を頑張ったの?
2回もの辛い手術。
傷も痛い。心も痛い。
頭の中ではもう色々な思いと不安とで凄い大嵐だった。
散々考えてやはり切りたくない!と思う。
そんなに簡単に切れない。
ガンが手遅れな訳じゃない。
なのに何故全摘出の選択しかないの?
意を決して親に訴える。
「やはり全摘出はしたくない。」
私は一人っ子で生まれたときから私は親より先に死ぬと言うことは出来ない。一人っ子として生まれたからには親を看取る必要がある。だから親より先に死ぬと言う親不孝だけは出来ないとずっと使命に似たような気持ちを持っていた。
でもやっぱり出来ない。
全摘出を簡単に選ぶ事は出来ない。
親とのバトルはすさまじいものだったよ。
私がパニック状態に陥る。
親も泣き叫ぶ。
私がこんな体に産んだからいけなかったと。
泣き叫ぶ親を見てもやはり全摘出の決断が出来なかった。
私は親不孝なのか・・・。
こんな体でも生まれたことを恨んだ事は無かった。
恨む恨まないとかじゃなくて切るか切らないかの話なのに。
親は泣く。
泣く親を見てどんなに辛いか・・・。
でも決断出来ない私。
リスクが高くてももう一つの放射線をかける治療に賭けたかった。
しぶしぶ親が病院に連絡を取る。
看護士が出て、手術のキャンセルともう一つの放射線の治療を聞きたいとの旨を伝える。
しばらくして主治医の先生の回答を持って来てくれた。
驚くよ。
「放射線のブースト照射はやはり薦められない」だって。
早い話がやっても良いけど知らないよって言う考えらしい。
患者の意見より主治医の意見が優先か。
「やはり他の患者さんも不安になるんですよ。もうっちょっと落ち着かせて考えさせてあげてほしい。」だって。
残念ながら落ち着いてるよ。
全摘出のもう一方の案はじゃぁ何でしょうか?
一応言ってみましたなのか。
親ももしこれ以上先生に逆らえば見捨てられるって考えてるようだ。
いや実際そうなんだろう。
患者にすればそれが一番怖い。
「私の言うとおりにすればこれから先も診てあげます。」
との甘い言葉も付いて来た。
それからが再度親との戦い。
切るか切らないか。
何故ブースト照射は出来ないと言い出したのか。
先生を信頼してと親は言っていたけれど、一度根付いた医者への猜疑心と言うか不信感は払拭出来ずに悶々としている。
セカンドオピニオンもあるけれど残念ながらガンセンターは年末年始のお休み。
もう親の為に全摘出するしかないのか・・・。
お願い。このブログを呼んでいる人・・・意見を聞かせてください。
励ましでも何でも良いから教えて。
書き込んでくれるならみんなの考えを聞かせてください。
お願いします。