入院した日は快晴に付け加え、とて暖かい陽気の日でした
何故入院する日に限ってこんな天気になるかなぁ。
入院じゃなければ洗濯したり、布団干したり、公園に遊びに行ったりするのに最高の日なのにね。
検査は16時からなので、午後から入院。
昼は食べたが、それ以降は検査が終わるまでNG。
お水を飲んで気を紛らわす。
検査が始まる前までに熱や血圧を測り、造影剤を入れる管を腕に刺し
検査着に着替えてベッドの上でダラダラと本を読みつつ順番を待つ。
検査への恐怖感を抑え込み、何も考えずに本を読み読み待っていて
気が付いたらいつの間にかもう16時を回ってました
あれ?と思っていたら看護師さんより
前の人の検査が押しているのでもう少し待っててとの連絡。
まぁ本の続きを読みながら待ちましょう。
・・・・・・・・・って、おい
気が付いたらもうすぐ18時じゃないか!
夕ご飯の配膳始まってるよ!
もう本も読み終わっちゃうよ!と不満が募り始めたところで
ようやく検査に呼ばれました。
到着後、寝台へは背中から採取するためうつ伏せになってスタンバイ。
技師さんより、うつ伏せ後は、CTでの写真を撮りながら採取場所へと針を入れるので
極力動かないで下さいと念を押されたので、タオルを胸に敷いたり丸めて入れたりと自分のベストポジションを決める。
何回もタオルを出したりずらしたりして、一時間耐えうるポジションを確保
CTを撮る時に息を吸ってと指示があるが、大きく息を吸い込むのではなく、普段の呼吸ぐらいの息を吸って欲しい。
ちょっとでも動くと採取場所が動いてしまうので、腕をも動かさないで!とのコレまた厳しいお達し。
咳をしたくなったり、腕を動かしたくなってもすぐに声を掛けて!と念を押されて検査の開始。
うぅぅぅ、針を肺に挿し込むなんて怖いわー
検査中は五分ごとに血圧を測る為に、右手には血圧測定器をセット。
場所が決まったところで背中に麻酔が打たれるんだが、これがまた痛い!
局所麻酔ってこんなに痛いのか
2、3本と打っていくけど痛ーい
痛さで体が強張る
麻酔が効いてきたところで、CT撮影し、マーキングが修正される
そんなことを何回か繰り返した後、ようやく一回目の生体を採取。
「これから採りますね~。」
・・・カチャーン・・・
針を採取したときの音のみ響く。
おおおぉぉぉ、麻酔スゴイ!
痛みを恐れていたけど、麻酔のお陰で全く痛くない
その後何回か麻酔を追加されながら検査がすすむ。
痛くは無いけど、さすがに一時間同じ体勢でいると辛くなってきた。
右腕も血圧測定器の五分ごとの締めつけで、だんだん肘から下の感覚が無くなってきた。
インプラントの右胸もじんわり痛い
緊張でだんだん頭も痛くなってきた
2本目、3本目・・・。
CTを取っては位置を補正して採取。
全部で5本採取するって言ってたからあとちょっと。
体全体が強張っているのが判る。
『あぁ~同じ体勢を保つのって辛い!』
弱音が出始めた頃に4本目を採取。
唐突に検査終了を告げられた。
4本で充分良い検体が採れたから5本目の必要無しだって。
ヤッターと喜んだものの、うつぶせ寝から仰向けに体勢を変えるのも物凄い辛い程のこわばり方。
看護師さんにサポートされながら何とか体勢を仰向けにしたとたん
「じゃぁ体を動かせるのは今だけで、ここから3時間は絶対安静ですよ~」
今19時半ですよ?
3時間絶対安静って22時半まで動けないって?
ご飯は
否、それ以上にこの高まりつつあるこの尿意
どうする?三時間乗り切れる?
ストレッチャーで病室に帰って手持無沙汰にテレビを見ても
頭の中の70%は尿意の事ばかり
一時間ばかり頑張ったけど、もうギブアップ。
看護師さんを呼びました
初尿瓶(?)を体験したけど、脳みそがトイレ以外での排尿を拒否していたのか
5分くらい格闘して何とか仰向けでしました~
何とか尿意から解放されると、今度は頭痛
吐き気が来るほどに痛みを処方された鎮痛剤を飲んで何とか落ち着かせ、
ようやく絶対安静解除の22時半を周り、気胸が起こっていないかのレントゲンを撮った後に
無事夜ごはんとなりました。
もういま食べたら太ると言われそうだが、10時間ぶりの食事にそんなことは言っていられない
看護師さんにレンジで温め直してもらい、消灯した後の暗い病室で、同室の方のいびきをBGMに頂きましたよ。
まずいと言われる病院食だけど、空腹なら充分美味しかった
次の日、再度CTを撮って、気胸の有無を確認してからの退院になりました。
一泊二日の検査入院で合計約4万円。
病気ってお金がどんどん飛んで行くなぁ
来年だいぶ還って来るにしても、手持ちが無ければどうするのかと
ため息をつきながら精算機に飲みこまれていくお札を見てました