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えんじゃけん

ロミオとジュリエット

今日は「ロミオとジュリエット」を見てきた。

ロミオは佐藤健,ジュリエットは石原さとみ

 

こっから先はネタばれありなので,見たくない人はみないでね。

 

まず,劇場に入ってびっくり!

暗いステージの上にろうそくの火があちらこちらにともっている感じだった。

しかし,よくよく見ると,電球が床上50~150mくらいの高さにつらされている。

それもたくさんの電球。

それを見て,昨年の横浜ビエンナーレを思い出した。

この作品をみて,ヒントを得たのかなぁ?

この作品,とっても綺麗だったんですよね。

この作品とくらべると,美しさは劣りますが,でも,きれいはきれいでした。

近くでも見ればよかったなぁ。

 

最初は下の方に吊るされていたんですけど,芝居が始まると上の方に

持ち上げられて,ずっと舞台上にありました。

んで,最初に口上があってそれにもびっくりでした。

石原さとみが思いっきり素な感じで出てきたので

「何事?」と思ったのですが,口上がすんでジュリエットとして舞台に立つと,

さすが!オーラを放ってました。

とにかく石原さとみ演じるジュリエットがかわいいんですよね。

キスシーンがやたらと多いのですが,石原さとみの明るさで,

そんなに色っぽくならず(これって褒め言葉になってないか・・・汗)

嫌みがない感じでよかったです。

若い恋する女の子って感じでそれがよかった!

急に言うこと変わったり,情熱的だったり,わがままだったりで,

本当にかわいかったです。

かつ,以前みた舞台よりも断然うまくなってました。

何年前にみたのかなぁ?

セリフ回しやら,声のトーンの使い分け,メリハリなどパワーアップです。

前は,単調に鳴り気味だったのが・・・いい成長をしているようです。

 

佐藤健って人に関してはあまり知識がなかったのですが,

セリフ回しとか声の質とかいいなぁと思って見てました。

 

あとですね,なんといっても演出が見やすくされていたのが大きいかなぁ。

衣装など現代に近い感じに演出されていました。

あとはやけに日本(和)を意識した舞台美術も見どころだったかなぁ。

桜や般若っぽい面や龍と虎の背景とか。

ジュリエットが「ロミオ,ロミオ,どうしてあなたはロミオなの」っていう

有名なセリフを言う場所が欄間のような作りになってました。

演出が外人の人ゆえの舞台美術だったのかなぁと思いつつ。

 

そして,ところどころに歌姫らしき人が出てきて効果音として歌うんですけど・・・

こういう演出が今はやっているんでしょうか?

シダの群れでも効果音としてギタリストが出てきたりしたし。

同じ前奏の曲がかかると必ず,その歌姫が出てくるんですけど,

なんかうけてしまいました・・・もちろん,心の中で。

誰も笑っている人はいませんでした。

が,私の中ではすごくツボで,音楽の前奏がはじまると,

「次はどこから出てくるんだ?」って期待しながら見てました。

 

観客の笑いも多く・・・・。

笑いとよくとってたのは,ジュリエットの乳母とジュリエットかなぁ。

さとみ,本当にうまくなったなぁ,演技!

 

そしてカーテンコールではほぼ総立ちでした。

こんなことは初めてだったのか,舞台上の人がびっくりした表情をして,

ちょっとハイテンションに。

佐藤健さんは投げキッスをしていたし,

石原さとみさんは,手をミッキーのように振りまくってたし・・・

あぁ,素もかわいすぎですね。

古典が原作だから,真面目でつまんない感じかなぁと思ってたのですが,

笑いもあって面白かったです。

それにしても,ロミオってすごい気の変りようだなぁと。

ジュリエットに会う前まで,前の恋人をすごく引きずってたのに,

ジュリエットに会った瞬間,前の恋人を悪く言って,ジュリエットに夢中で。

結婚までいってしまうんだから・・・まぁ,若さゆえのことかもですが。

にしても,変わりすぎだろうと。

 

でも,ある意味うらやましいですがね。

 

とりあえずは,チケットをとってよかったなぁと思ったのでした。

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