見出し画像

えんじゃけん

原付一人旅~水戸「偕楽園」~


2008年3月15日(土)
7時30分出発 11時水戸到着 19時帰宅 走行距離往復約220km

原付一人旅第四弾は水戸です。
本当は水戸芸術館に行きたかったのですが、正式名称も
調べずに行ったものだから・・・結局は芸術館には行かなかった
(行けなかった)という・・・!!
でも、その代わりに、日本三大名園の偕楽園に行ってきました!
偕楽園はただ今「梅まつり」真っ只中!
はい、偕楽園は梅で有名なんですよ。
これでもか!というくらいの梅でした。

水戸まで走行距離およそ100kmです。
道は6号線(水戸街道)を使っていきました。
6号線はほとんどが整備されている道路なんですけど、
その分、車量もやや多めで、ツーリングして気持ちいい!って
道路ではありませんでした。
しかし、途中でバ~~~っと牛久沼という大きな沼が現れるんですけど、
その景観は感動でした!



でも、あまり寄り道せずに、目的地へと急いだんですけどね。
このあたりはうなぎの蒲焼が有名らしいですよ。
知っていれば、食べたのになぁ~~~。
あと、池のほとりにカッパの碑なるものがあるようです。
今回はみなかったのですが・・・。
次回、機会あればみたいと思います。
でも、すごく大きいので湖かなぁと思っていたのですが、沼なんですね・・・。

走行していると、途中で「仙台まであと○km」という表示が出てきたときには
なんだか感動してしまいました。



「このまま走れば仙台かぁ~~~」って。
いつか東北にもチャレンジしてみたい!と思っていますから。
茨城県に入ってから思ったのですが、よくある「道の駅」に遭遇しませんでした。
走っていると大抵は出くわすんですけど。
まぁ、6号線が結構栄えた道路なので、店が多いから「道の駅」がそうそう
必要ではないのかとも思いますが・・・。
しかし、少し田舎のようなところでも見かけなくて、その代わりに
「ロードパーク」と呼ばれるものを発見。



私はてっきり、「道の駅」のようなところかと思って行ってみたら、
表示にもあるように、本当にトイレと電話と駐車場だけなんですよね。
何にもないのにびっくり。
一応は、そのロードパークの近くに数件、食べ物屋さんは立っていましたが。
・・・その中でネーミングが気に入ったお店「らーめんグー」



最近、ピン芸人「えどはるみ」が面白すぎてしょうがないんですけど、
思わず、彼女を思い出してしまいました。
この店の方が先なんだとは思いますが。

さて、水戸の付近になると、50号線で曲がりました。
その道路沿いに松屋があったので、そこで食事をとることにしました。
すると、地域限定まつりということで、牛焼肉定食が50円引きに!
でも、元々はこの値段だったんですよね~。
食事をすませて、いざ美術館へ。
道路標識に従って走らしていると、「偕楽園」という文字が。
そうか、ここらに偕楽園もあるんだなぁとそのとき初めて知りました。

んで、走らせていると、「水戸現代美術館」と、「偕楽園」が
同じ方角になると記されていました。
「一石二鳥じゃん!」と思ったのですが、現代美術館は空調設備の入れ替えの
ために閉館中でした。
・・・仕方ないなと思い、偕楽園に行くことにしました。
しかし、ここで、実は大きなミスが。
私が行こうと思っていたのは芸術館なのに、現代美術館がそうだとそのとき、
勘違いしてしまったんですよね・・・・。
遠めにみたことのあるオブジェを目にしつつも。
はい、以前に川崎の岡本太郎美術館に行ったときに、水戸芸術館のオブジェも
彼が手がけたということで紹介されていて見たことあったんですよ。
それにも関わらず「なんか見たことあるよなぁ」くらいで、
見た瞬間は「あれか?」と思ったんですけど、芸術館って名前に、
意識が行ってしまい、それ以上は考えなかったという・・・。

偕楽園は梅まつり真っ只中でした。
だからたぶん、人も多かったのだと思います。
そんなに激混み!って感じるほどではなかったですけど。
でも、それは午前中に着いたってのもあるのかも。
正午を過ぎると人が増えてきていたように思います。
ツアー客もいましたし。
偕楽園の近くに千波湖というまあまあ大きな湖がありました。



その池沿いを歩いていくと偕楽園に行けるようになっていました。
池の周りは人々の憩いの場になっていました。
公園をつくったり、池の周りが走れるようにランニングコースを作ったり。
そして、実際に地元の人らしきおばさん二人がストレッチをしていたんですよね。
「そうそう、腰をもっと回して」
「こうかしら?」
「もっと大きくよ!」
楽しそうにやりとりしていました。
つい見てしまい、一瞬目が合ってしまいました。
おばさんはなんだか少し恥ずかしそうです。
だから、私も少し笑って会釈してそこをさっさと通りすぎました。
するとしばらくして後方よりそのおばさんたちらしき大きな笑い声が!
なんだろう???とドキドキしていると、私の左斜め前に歩いていた
3,4歳くらいの女の子がおばさんたちがやっていた腰回しストレッチを
しながら歩いていたのでした!
「ほら、あの子の方が上手だわよ!」
「あら、本当!!」
その子はおばさんたちに褒められた事に気づき恥ずかしそうに母親の横へと
走りよって何か言いたげにしましたが、
「ほら、あと少しで着くわよ」と母親は今のおばさんたちとのやりとりに
全く気づいてない様子でした。
なんだか、あったかい気分になる出来事でした。



池の周りのはこんなものも・・・・。
水戸黄門様です。
みなさん、黄門様の前で写真撮っていました。

偕楽園付近にはたくさんの屋台が立ち並んでいました。
本当にお祭です。
上から見ると梅の木も絨毯のように植えられて綺麗でしたよ。
吉野の千本桜の数には叶わないだろうけど、でも、それを
思い起こさせるような景観でした。


お山になっている部分が偕楽園です。


近くには電車も走っています。
趣がありますよね。


桜じゃないんですよ、梅ですよ、全部。


赤い梅、白い梅、いろいろありました。


園内の梅林の様子。
このような梅林が果てしなく続いてます。(果てはありますが)

梅がこんなにも植えられいているのは初めて見たように思います。
そして、梅の木を今回、初めてじっくり見たようにも思います。
幹や枝がクネクネしていて躍動感あって実に面白い。
あと、花もかわいいけど、それ以上に蕾がまん丸でかわいいんですよね。
なんとも言えないかわいさです。

私の職場の後輩が茨城出身なんですけど、さすがは、偕楽園がある
茨城出身とあって、かわいくて梅の花が好きなんだそうです。
古文の授業で、「花」といえば、何の花を指しているでしょう。
という質問に「梅」と答えるくらい!
茨城の人にとってそれくらい、梅ってなじみのある花なのかなぁと思いました。
実際、バイクで走りながら家の庭に梅を植えている家庭が多いなぁと思いました。
・・・それを、後輩が梅が好きっていって思ったんだけど、
後輩は梅のような人かも。
蕾のかわいさは後輩っぽい。

偕楽園の中には、好文亭という建物があって、ここは有料となっています。



■好文亭
好文亭は水戸藩第九代藩主徳川斉昭の別所であるが、そこは
己一人の楽しむ場所ではなく、衆と偕(とも)に楽しみところであった。
好文亭は太鼓橋でつながる付属の奥殿からなり、三階を「楽寿楼」と呼ぶ。
亭は杮葺き(こけらふき)、奥殿は茅葺で、その造形は、調和のとれた
素朴清雅な拡張高い数奇屋である。

はい、偕楽園はすごく太っ腹で、園に入ること自体は無料なんですよ。
それで、好文亭ですが、面白いのは面白かったのですが、人が多くて、
長蛇の列でゆっくりゆっくりの観覧となってちょっと疲れました。



好文亭は梅の季節じゃないときに見に来るのがおすすめかなぁ・・・。
でも、三階からみる梅林の花の美しさは今の季節にしか見れないかなとは
思いますが・・・。


色々な花や植物の絵の間があります。


これは竹の間です。
欄間の棒が、本物の枝つきの竹になっているのがかわいいです。

あと、面白いのが窓を閉めると、太鼓橋の渡り廊下に窓がないように
見せる工夫もされていました。


これは、窓を開けてる状態を外から撮った写真。


暗くてうまく撮れてませんが、これが窓の仕組み。
手前くらい部分が窓の蓋になっていて、閉めるとちょうど
竹のような細い棒がぴったり隙間にはまる様になっています。

三階に上る階段手前が一番進まず混雑していました。
並んで待っていて何の気なしに足元を見ると・・・!


靴下が色違いじゃん!
おしゃれではありません、ただの間違いです。
恥ずかしいけど、もう、どうしようもありません!(汗)


三階への階段は結構急です。


これが三階の楽寿楼からの眺めです。


楽寿楼の外観です。



朝の出発が今回遅かった(7時半)ので、到着が11時くらいになってしまい、
2時には偕楽園を後にしたので、あんまりゆっくり全てを見切れなかったんですよね。
ですから、また機会があれば行きたいなぁと思います。
もちろん、芸術館も、・・・そして現代美術館も。
そうそう、千波池の周りにはSLもあるんですよ。


格好いいです!!


運転席に自由に出入りできるようになっていました。
私も運転席に入りたかったのですが、子どもに人気で入れませんでした。
次回、行ったときは私も触ってみたいなぁ。

帰り道、結構車が混んでいました。
その隙間を縫いながら、行きと大体同じ4時間ほどで帰宅できました。



相棒のDio、お疲れ様です。
10年近く乗ってますが、まだまだ元気です。
今回は途中に故障や転倒もなく無事、帰還できました。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

最近の「ツーリング」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事