えんじゃけん

絶滅危惧種アサクサノリ

今朝、アサクサノリについてめざましテレビでとりあげられていた。
のりの代名詞とも思われるアサクサノリ。
実はこの海苔は今や絶滅危惧種としっていただろうか?
私は正直しりませんでした。
東京湾で育てて、浅草に出荷している海苔をアサクサノリと
呼んでいるだけかなぁと思っていたので。
けど、そうではなく、ちゃんと「アサクサノリ」と呼ばれる
原種のノリが存在するらしいです。

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アサクサノリは、主に干潟で生育する養殖ノリの代表種。
1960年ごろまで東京湾でも自生していたが、経済成長期に進められた
埋め立てで姿を消し、養殖でも、北海道原産で繁殖力旺盛なスサビノリに
取って代わられた。
東京湾では千葉県富津市で96年3月に採取報告があっただけで、
水産庁は90年代前半に東京湾のアサクサノリは絶滅したと見ていた。

(2006年2月2日11時16分 読売新聞の記事より抜粋)
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今現在ではアサクサノリはほとんど養殖されておらず、
私たちの食卓に出てくる大半は海苔はスサビノリから
作られているものだそうです。

スサビノリはアサクサノリにくらべて色が黒い!伸びがよい!病害に強い!と
いうことでスサビノリがアサクサノリにとって変わったようです。
アサクサノリはとにかく病気に弱いので養殖向きではないらしい。

先日、ある海苔の工場を見学させてもらいました。
家族で工場をやりくりしていた。
海苔をいただいて食べたのだが、ものすごく風味があっておいしい。
アサクサノリだってことでいただいたんだけど、どうなんだろう?
今はほとんど養殖されてないというアサクサノリ。
でも、確かに美味しいんだよね、この海苔。
もし、アサクサノリと違うとしても全然味が違うんですよね。
味が濃いというかなんというか。香りもいい。

この工場ののりは市場に出ることはなくて、すぐに料亭やおすし屋に
買われていくんだそうだ。
それくらい少量しか作ってないそうだ。

さて、そんなアサクサノリなんだけど、今朝、めざましテレビで
取り上げられていたのは、多摩川河口の葦に自生しているアサクサノリが
発見されたということで取り上げられてたんですよね。
東京湾では全滅したと思われていたアサクサノリ。
多摩川の水質がきれいになった関係もあって、アサクサノリが
再びそだったのかもしれませんね。
多摩川っていえば先日行った秋川渓谷も多摩川なんだよね。
確かにとってもきれいな水でしたよ。
東京湾も人々の努力で少しずつではあるけど、きれいになりつつ
あるんだなぁと思うととっても嬉しく思いました。(^^)
アサクサノリがもっと増えるといいのにね。

しかし、この地域、羽田空港の再拡張に伴う道路整備が検討されて
いるらしいです。
交通の便がよくなることも嬉しいことではあるけれども、
こうやってせっかくきれいになりつつある海を再びまた汚す方向に
なってしまうのは残念ですね。
どうにか、自然を壊さないようにして便利にする方法はないのかなぁ。


■『絶滅危惧種アサクサノリの自生群落、東京湾で見つかる』
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060202i403.htm
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