竹林亭白房

六代目松鶴「親子酒」★落語

□本日落語四席。
◆五街道雲助「堀の内」(NHK総合『林家正蔵の演芸図鑑』)。
東京渋谷NHK放送センター、令和6(2024)年1月28日OA。

◆六代目笑福亭松鶴「親子酒」(ABCラジオ『日曜落語なみはや亭』)。
大阪道頓堀角座、昭和49(1974)年5月31日収録。
ABC落語ライブラリーから。この番組では、不定期でABC落語ライブラリーの音源をかける。「上方落語をきく会」を中心として、昭和の貴重な音源をくり返してとりあげているようだが、今日のように初めてかけた(と思われる)ものもある。ABCとNHKの落語アーカイブにはいつもながらおそれいる。

「親子酒」は、東西で内容が異なるものだが、他の「時うどん(時そば)」「饅頭怖い」などと同じく、おそらく原型は上方なのだろう。
しかし、今日の六代目松鶴の「親子酒」を聞くと、現在上方で演られている「親子酒」ともまたちょっと異なっているというのがわかっておもしろい。

とくに、息子とうどん屋とのやりとりの件(くだり)である(東京落語「親子酒」にはない)。現在の上方「親子酒」では、酔った息子がうどん屋のノリの悪さを何度もつっこむといったやりとりが語られるが、今日の松鶴のにはなかった。してみると、ここは昭和40年代にはまだなかったということなのか。では、このやりとりを作ったのはいったい誰かが気になる。また、昭和の他の落語家で聞いて確かめてみたい。

◆桂吉弥「ちりとてちん」(NHK総合『新春生放送!東西笑いの殿堂2024』)。
東京渋谷NHK112スタジオ、令和6(2024)年1月3日生放送。

◆『笑点』大喜利:春風亭昇太(司会)/三遊亭小遊三・春風亭一之輔・林家たい平・林家木久扇・三遊亭好楽・桂宮治(日テレ『笑点』第2895回)。
後楽園ホール、令和6(2024)年1月28日OA。
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