竹林亭白房

志らく「たいこ腹」★落語

□本日落語二席。
◆立川志らく「たいこ腹」(NHK総合『立川志らくの演芸図鑑』)。
東京渋谷NHK放送センター、令和5(2023)年12月17日OA。
幇間の一八が若旦那の前で唄うじゃんけんというのが、今回志らくの仕込んだ新しい趣向である。本当にあるんだろうかと思って、検索して見たらあった。志らくが演っていたのと、少しだけ文言の異なっているところがあったけれど、以下のようなものである。

一かけ二かけ三かけて、四かけて五かけて橋をかけ。
橋の欄干手を腰に、はるか向こうを眺めれば、
十七八のねえさんが片手に花持ち線香持ち、もしもしねえさんどこ行くの。
わたしは九州鹿児島の、西郷隆盛娘です。
明治十年三月三日、切腹なされた父上の、お墓参りに参ります。
お墓の前で手をあわせ、南無阿弥陀仏と拝みます。
拝んだ後から魂が、フーワリフワリとじゃんけんぽん。

「手あわせ歌」などとも称されているらしい。西郷隆盛が出てくる「西南の役」に関係してできたもののようだ。また、地方によっても、多少文言がかわるらしい。いずれにしても、これを「たいこ腹」に入れるとはおもしろい(他の落語にも使えそうだが)。

また、続けて一八が歌った「どんぐりころころ」を「天城越え」の節で歌う替え歌というのも秀逸である。

◆『笑点』大喜利:春風亭昇太(司会)/三遊亭小遊三・春風亭一之輔・林家たい平・林家木久扇・三遊亭好楽・桂宮治(日本テレビ『笑点』第2890回)。
日テレ麹町スタジオ、令和5(2023)年12月17日OA。
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