三語「二人ぐせ」★落語

□本日落語一席。
◆桂三語「二人ぐせ」(NHK大阪放送局『とっておき！朝から笑タイム』)。
NHK大阪ホール、令和5(2023)年5月11日収録(第435回「NHK上方落語の会」)。
「飲める」という口癖の男が、「つまらん」という口癖の男になんとかして「つまらん」と言わせようとする二つめの計略は詰め将棋。

一つめの漬け物樽の計略で失敗した「飲める」の男は、二つめの詰め将棋で、なんとかして詰むことができないという意味の「つまらん」を言わせることに成功するというのが、この落語のふつうの展開。
したところ、三語は、「飲める」の男が必死になって詰め将棋をやっている(体である)のを、「つまらん」の男が見て「何をつまらんことをしてんねん」と言わせた。

えっ！？……ここで「つまらん」を言わせる？もしかして、三語は間違った？それともアレンジして作りかえた？わからん。なんかもやもやする。
いずれにしても、最後は「飲める」の男が負けてしまうという落げは従来どおり。どうだったのか。たぶん多くの落語マニアは同じことを思っているのでは。