髑髏城の七人

IHIステージアラウンド東京

おぐりんの捨之介リベンジと個人的には認識(^_^;)
前回は早乙女くんに食われ、殺陣と覚束なくて
もやもやの残る出来だったけど、その期待を
裏切らないステージだった。
台詞も軽さも動きも前回のような迷いがなく！
成河くんの天魔王は予想の斜め上を行く
憎たらしさだったし(笑)、山本くんの蘭兵衞さんは
着流しの着こなしは色気たっぷりで映えたしね。
基本的にはかわってないけど、全体的に
あっさりしてたかな？

ステージが回る、ホントに回りました。
視覚的にも体感的にも。
転換の時間が少ないから集中力は途切れない。
でも舞台の奥行きと幅が少なくて新感線の
ダイナミックさは減ったような。
そして眩暈がする今の自分にはキツいかなw
百聞は一見に如かず、はまさにこれ！

ハムレット

東京芸術劇場プレイハウス

内野さんとケアード、私生活以来のタッグ。
サイドシートを下手に設置した四角い八百屋
舞台はベガーズ・オペラを思い出させる。
実年齢とハムレットに無理があるんじゃ…
と思ってたけど、ガンガンくる熱量と勢いが
力づくで迫ってきてそれが説得力に変化。
演じてる彼も楽しそうでキラキラしてて、
骨太で悩める青年王子ハムレットでした。
まー学友の皆様も似たようなお年でしたしねw

それぞれ複数の役を演じ、衣装はどことなく
アジアンテイストで、シェイクスピアの台詞は
叙情的ではなく会話として自然に発せられてた。
彼らの頂く国と王家の背景が丁寧に描かれ、
とても分かりやすかった。
レアティーズとの決闘の場面は少しカンフー
の動きのようで、ふたりの緊張感と呼吸が
場面にリアリティを持たせてたなぁ。
二人とも綺麗な動きで美しかったよー。
下手のLBシートからの鑑賞で観る前はどーなの？
と思ってたけど、私的にはベストだった。
シェイクスピアっていいよねー！