夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

クイーンズデー

2013-04-30 21:58:44 | 日記
今日(4/30)の「産経抄」を読むと、皇太子ご夫妻のオランダご訪問に関する話題だった。

皇太子ご夫妻は、ウィレム・アレクサンダー皇太子の新国王の即位式に参列される予定だが、オランダ国民にとって今日30日は、一年でもっとも大切な祝日なのだという。日本の天皇誕生日にあたる「女王の日(クイーンズデー)」と呼ばれる日で、国民の多くが、オランダ王室のシンボルカラーであるオレンジを基調におしゃれをし、お祝いをしたりお祭り騒ぎをしたりするのだという。

クイーンズデーはもともと、ユリアナ前女王の誕生日なのだが、娘のベアトリックス女王が伝統を引き継いだのだそうだ。ウィレム皇太子が王位を継承する今日は、国民の祝賀ムードはさらに高まっていることだろう。

「産経抄」は、日本とオランダとの関わりの深さを語り、
今頃はちょうど、チューリップが咲き乱れているはずだ。即位式に出席される皇太子さまと、外国公式訪問が約11年ぶりという皇太子妃雅子さまが、オランダで素晴らしい時間を過ごされるよう、祈らずにはいられない。
と結んでいる。

今回のオランダご訪問が、直前までなかなか決まらず、週刊誌などで雅子さまの逡巡について、あれこれと取り沙汰されたことが念頭にあっての言葉だろう。

幸いにしてベアトリックス女王やウィレム皇太子は雅子さまのご病気に理解を示し、温かい気持ちをもってお待ちしていたと聞く。新国王の即位を機に、さらに両国の皇室の親交が深まることを心から祈っている。