夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

3者懇談

2012-11-10 19:59:20 | 日記
今週は保護者会週間。毎日放課後に、生徒と保護者と私の3人で、定期考査・模試の成績や学習・生活状況、今後の進路希望などについて話をした。

私の担任するクラスでは今日も保護者会を行い、5組の生徒&保護者と懇談した。(昔と違って今は専業主婦が少なく、平日は働いている保護者が多いので、土曜日もやりますよというと喜ばれる。)

その中で、今日はご夫婦で来られた保護者があった。いちばん下の子が昨年生まれたばかりで、まだ小さいので、前回もその子を連れて来られていた。

6月の保護者会で見たときよりもずっと大きくなっていたので、
「ずいぶん大きくなりましたね。確か1歳と…」
「5ヶ月です。」
「だいぶしゃべるようになったんじゃないですか?」
と尋ねると、最近急激に言葉を話すようになったのだという。また、自分はしゃべっていないときでも、大人の会話にじっと耳を傾けていて、内容もけっこうわかっているように思われる、とのことだった。

その子は最初、私と両親が自分を見ながら話題にしていたときは機嫌よくしていたが、懇談が始まって私と生徒とその父親だけで真剣に話をしだすと、次第にぐずりはじめ、途中から泣き出してしまったので、母親が廊下に連れて出て、あやしていた。

でも、懇談が終わった後で、私が廊下に出て、ニコッと笑いかけると、小さな手を振って「バイバイ」をやってくれた。私も手を振って、
「お利口さんですねー」
とほめたら、嬉しそうな顔をしていた。言葉よりも雄弁に、感情は伝わるのだ。

仲のよいご両親の愛情をたっぷり受けて、元気ないい子に育っていっているのがわかった。また、保護者会のときには連れてきてくれるのを楽しみにしている。