夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

悲喜こもごも、合格発表

2012-03-07 22:52:59 | 教育
国公立大学の前期日程の合格発表を迎えた生徒は、今日が一番多かった。特に、地元の岡山大学を受験した生徒が最も多く、H先生が希望する生徒を連れて直接キャンパスに行き、午後3時からの掲示板での発表を見に行っていた。そうしたら、浪人して今年合格したH田君や、昨年合格して今は岡大生のD君と、現地でばったり出くわしたそうだ。H田君は、その後そのまま本校の私のところまで、喜びの報告に来てくれた。(オメデトウ)

今日は合格した生徒の方が多く、私の添削指導を受けていたE君も島根大に無事パスした。11時の合格発表より早く、9時前には学校に来ていたので、「ま、過去問でも解いて、平常心で待っとかれえ」と問題を渡しておいたのだが、緊張のあまり手がつかなかったらしい。

一方で、受験番号がなかった生徒がとてもつらそうで、胸が痛んだ。担任の先生と一緒に、「気持ちを切り替えて、明日の中期日程、来週の後期日程でがんばろう」と送り出したが、落胆の色がありありと浮かんでいただけに、こちらもつらくなった。

それでも、人の真価が問われるのは、こういうときこそだと思う。今まで国立進学のために一生懸命勉強に励んできた彼らなので、明日までには態勢を立て直して、目標を新たに、最期までやり抜いてくれると期待している。