小さな音楽家のブログ

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調性のイメージ。ハ長調は何色?

2017年03月05日 10時31分43秒 | 音楽
音感皆無の僕が、音のイメージを語る謎の記事。
曲を聴いても何調か分からないというのに、なぜか持ってしまっている、各調性のイメージを語ろうじゃないか。
よく言われる「色」のイメージも加えてみたよ。

しかしこれは本当に人それぞれで楽しいよ!
ニ長調が黄色っぽいのは、けっこう皆共通みたい。
でもF-durがオレンジ、とかいわれて、えー!ありえねー!とか。
たぶんこの記事を見て、ありえん!気持ちわる!!!!と思う人が大勢いることでしょう(笑)
みなさんのイメージも、ぜひコメントしてください^o^


○○○長調編○○○

■ハ長調 C-dur
本能的であり力強い。人間の生命の最も根源的な部分を表出する。
子供の調。音楽を哲学する調。
白、黒。

■変ニ長調 Des-dur
少し恥ずかしがりで、その本質は美しいヴェールに包まれている。柔らかく波打ち、たゆたう。
あけ広げでない、深いところにある愛。
優しいオレンジ。

■ニ長調 D-dur
喜びの頂点。
祝祭的で明るく、人の精神を高揚させる。
黄色。

■変ホ長調 Es-dur
エロティックで本能的。耽美。最大限に美しく、とても素直。ややもすれば俗物的なものに陥りかけるほど。
ヴィーナスの調。
ピンク。

■ホ長調 E-dur
明るいが、とてもセンチメンタルな美しさも持つ。繊細でどことなく不均衡。それが線の細い流麗さをもたらす。
恋の調。
ピンク、薄い赤紫色。

■ヘ長調 F-dur
優しさの調性。純粋で柔らかく広々としていて、安心を呼ぶ。自然的風景。
新緑、初夏の頃。
若葉の色。

■嬰へ長調 Fis-dur
不可解なもの。煩わしいもの。
また、南国風の晴れやかな明るさでもある。黒鍵の多いエスニックな響き。
Fisは、乾燥しており無味無臭ゆえに現代音楽で重要な音。
無色、あるいは強いオレンジ。

■変ト長調 Ges-dur
不可思議なもの。
乳白色のイメージ。柔らかな中に、ときどき、割り切れない不条理さを感じさせる。

■ト長調 G-dur
明るく朗らか。無邪気で憧憬を感じさせる。素朴なノスタルジーを持つ。
秋の晴れた空を思わせる。
レモンイエロー、あるいは空色。

■変イ長調 As-dur
欲望を満たす贅沢な高級感をもたらす調。なめらかで華麗であるが、かえってどことなく土俗的。
人間の本能に最も近い調かもしれない。
深い緑。

■イ長調 A-dur
カンタービレ。歌謡的でメロディアス。馴染み深い素朴な歌。明るく響く。
明るい緑。

■変ロ長調 B-dur
安定感のある調。子供らしい無邪気さも持つ。素朴な田舎の風景でもある。壮大な音をしっかりと奏でる。(オケならティンパニのドミナントがFだ。)
白、黄緑?

■ロ長調 H-dur
スケルツァンド。
型崩れした調子が、明るさの反語的なアイロニーさえ感じさせる。
変ロに対しては、いくぶん都会的。
無色?白?


○○○短調編○○○

■ハ短調 c-moll
エネルギーの集中した調。堅固な要塞を築く。弱音でもしっかりとした芯を持つ。
黒。

■嬰ハ短調 cis-moll
音の連なりが細い線を描いて心を埋め尽くす。
短調でありながら優美。アラベスクの調。
黒。

■ニ短調 d-moll
宗教的な響き。古風で錆びついた印象。しかしあくまでヨーロッパ的感性を持つ。苔むした銅板の、錆びた黄土色。

■変ホ短調 es-moll
霧がかった調。朝靄の中にそっとある叙情。春の早朝。素朴な追想、空虚な感傷。
うっすらとした桃白色。

■嬰二短調 dis-moll
(殆どお目にかかったことがなく、印象のない調だ…。)

■ホ短調 e-moll
素朴で民俗的な趣もあるが、ロマンティックな調性。
線の細い、ひたすらに切なく物悲しいもの。

■ヘ短調 f-moll
もっとも大人びた調か。
仄暗く、充実した響き。desのもたらす不安定さが世界を深める。老獪とも言える。
深い黒緑。

■嬰へ短調 fis-moll
悲しみの中に、晴れやかさがある。涙を拭って明日を見渡す調。そのシンプルさが、却ってセンシティブな調。
灰緑。

■ト短調 g-moll
典雅で優しい。古式ゆかしきロマンの調。
皮の色。ブラウン。

■嬰ト短調 gis-moll
ひどく真面目で内省的な調。一人きりの部屋の、静かな独白。
黒。

■イ短調 a-moll
日本人の精神に最も近いだろうか。
平面的。雨の日の紫陽花の葉の色。
深く優しい緑。

■変ロ短調 b-moll
隠された不思議の調。
優しく柔らかいもの。
薄い黄土色、ベージュ?

■ロ短調 h-moll
崇高なる精神性。
導音Aisが強いエネルギーを持つ。平行調であるニ長調との関係は、広い世界を創出する。(ニ長調のDはDeus=神のDとして扱われてきた。)

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3 コメント

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Unknown (所縁草 白花)
2019-04-14 23:24:53
初めまして。興味深く読ませていただきました。
私は平凡な主婦です。大学生の時に心理学科で、卒業論文として、調性に関する研究を行いました。その時点における、調性に関する色々な先行研究を読んだことや、自分自身が抱いている感覚から、又、研究の中でアンケート調査を行って全ての調に対する皆の印象を調べたことから、あるある的な共感を抱き、その内容については、後日熱くコメントさせていただくかもしれません。
今日お伝えしたいのは、「絶対音感はないけれども調に対するイメージがある」と仰っている点について、もし不思議にお思いでしたら、理由の1つをお知らせすることで喜んでいただけるかもしれないと思ったことです。
私の研究内容の主要な部分は、絶対音感が無い人だけを集め、第1実験では、いくつかの三和音を聴いてもらい、それぞれの和音の印象を質問紙法で調査したところ、和音によっての印象の違いは、長か短かという点だけでした。第2実験では、三和音を提示する前にどれも、ハ長調の音階を聞かせました。第2実験では、三和音の印象に特性が見られました。基準となるハ長調を提示したことによって、三和音が、特定の調の主和音として聞こえたからだと思います。具体的な例を挙げると、絶対音感がない人において、第1実験では、ハ長調の主和音とニ長調の主和音との間にイメージの違いはないが、第2実験においては、ハ長調の主和音はシンプルなイメージ、ニ長調の主和音は輝かしいイメージとして捉えられたという意味です。耳で聞いた音を特定の調の音として認識することによってその調のイメージが喚起される為の方法は、絶対音感は以外にもあり得ることを実験で証明しました。
Unknown (所縁草 白花)
2019-04-16 13:43:37
URL載せ忘れたので載せておきます。
Unknown (chiisanaongakuka)
2019-04-16 13:55:19
所縁草 白花様

コメントありがとうございます!
嬉しいです。
心理学の観点からのご研究、大変興味深いです。ぜひ、色んな「あるある」を教えていただきたいです。
また実験のことも、なるほど納得です。
和音というのは、やはりその前後に別の和音があってこそ意味や表情を持つものですね。
調性について、また色々と調べてみようと思います。ありがとうございます!

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