最近観たDVD
で一番のお気に入りは 『ジュリー&ジュリア』 です
このDVDを借りた理由は
第1 主演のジュリア・チャイルド役が大好きなメリルストリープだったこと
第2 いろんなお料理がたくさん出てくる内容だったこと
第3 実話 だったことです
主人公の一人、ジュリア・チャイルドは、何より食べることが大好きな明るい普通のアメリカ人の主婦。
1940年頃、夫の仕事でパリに移った時、フランス料理を習い始め、最終的にはアメリカの料理研究家として
フランス料理のレシピ本を出版したり、TV番組に出演したり、アメリカの食文化を大きく変えました。
その貢献に対して、ブッシュ大統領から賞を贈られ、彼女のキッチンはスミソニアン博物館に展示されています。
その当時、アメリカ人がフランスで料理を学ぶことは、偏見などもあり苦労や困難が多かったようです。
最初は玉ねぎもろくに切ることができないジュリアでしたが、持ち前の情熱と明るい性格で乗り越え
524のレシピを作り上げます。 そして周囲の誰もが彼女を好きになります。 もちろん、私もです・・・
ジュリアは言います。 料理で大切なのは、失敗を恐れず楽しく料理すること
振ったフライパンから多少料理がこぼれ落ちても、誰も見ていないから気にしないでと
指導者として教えている時も、料理をしながら無邪気に「料理って楽しいわね」と生徒に語り
新米シェフのレストランで食事をしても「とても美味しかった」とお礼を言う本当にチャーミングな女性です。
彼女を支えるダンナ様も素敵な人物で、人として深いきずなで結ばれています。
映画では、ジュリアの人生と対比しながら、時代を超えて、2000年以降の今に生きるジュリーという若い女性が
自分自身を変えたいという強い思いから、ジュリアの524のレシピを1年間ですべて作り上げることを宣言し、
その記録をブログに綴っていくという実話も描かれています。
ジュリーも一生懸命なのですが、ジュリアと違って、失敗するとダンナ様に当り散らし、泣くし、わめくし、投げ出すしで・・・
しかし、ジュリーにも支えてくれる優しいダンナ様があり、彼女自身にも共感できるところがたくさんありました。
私はジュリア・チャイルドという女性をこの映画で初めて知りました。彼女のエピソードは、映画の本編だけでなく
DVD の中の特典メニューで家族や友人などの関係者が彼女の事を語っており、いろいろ知ることができました。
この映画に出てくる人たちは、最近、誠実に向き合うことについて考えていた私にエールを届けてくれました。