青森に到着し、薄暗くなってきたときホテルまで届いてきたお囃子に釣られて町に出ると、
近所の小学生たちが作った子供ねぶたが、町内を練り歩いていた。
最前列では、隊列を整え、囃子声を上げるチーム。その後ろに小ぶりなねぶたを引き回すチーム。
その前後に、笛と大太鼓、鐘のチームが続く。太古の音が体を突き抜けてゆく。
その前後に、笛と大太鼓、鐘のチームが続く。太古の音が体を突き抜けてゆく。
その篠笛隊の音色と腹に響く太鼓、山車を引いている子供の姿やら、声を上げてはやし立てる姿を見ていたら、涙が出てきてしまいとまらない。 これまでどんな音楽を聴いても嗚咽するなどなかったのに、なぜだ!
同じフレーズを際限なく繰り返す日本の音楽にこんなにも何かを揺り動かされるなんてなぜだ!
同じフレーズを際限なく繰り返す日本の音楽にこんなにも何かを揺り動かされるなんてなぜだ!
と不思議に思うものの、答えは出ない。町内の...おじさんに、涙をこらえながら話を聞いた。
町内の人々も興奮気味に「千葉から来たかね、港のほうへ行けば本物のねぶたも見られるよ」と教えてくれた。
青森駅方面へ海岸沿いに歩いてゆくと、今度はご機嫌なコーラスが響いてくる。
青森港近くの野外劇場で開かれていたのはゴスペル演奏会だった。
そしてその横には、本物のねぶたが輝いているではないか。
町内の人々も興奮気味に「千葉から来たかね、港のほうへ行けば本物のねぶたも見られるよ」と教えてくれた。
青森駅方面へ海岸沿いに歩いてゆくと、今度はご機嫌なコーラスが響いてくる。
青森港近くの野外劇場で開かれていたのはゴスペル演奏会だった。
そしてその横には、本物のねぶたが輝いているではないか。
ゴスペルから方向転換してねぶたの前に行くと、製作者なのか、地元の人々なのか、ござをねぶたの周囲に広げて宴会を開いている。
でも宴会というより、ねぶたの完成を祝い、半年間の苦労をねぎらう慰労会であり前夜祭(まだ1週間あるけど)風だった。
地元の人らしい方に話しかけると、世話役風の人が、すばらしくハンサムな若者を呼んだ。名前は覚えられなかったけど、その人は「ねぶた師」で下絵を描くデザイナーであり7ヶ月に渡る制作をリードするディレクターでもあるらしい。
でも宴会というより、ねぶたの完成を祝い、半年間の苦労をねぎらう慰労会であり前夜祭(まだ1週間あるけど)風だった。
地元の人らしい方に話しかけると、世話役風の人が、すばらしくハンサムな若者を呼んだ。名前は覚えられなかったけど、その人は「ねぶた師」で下絵を描くデザイナーであり7ヶ月に渡る制作をリードするディレクターでもあるらしい。
おかげでねぶたのテーマや、裏側の仕組みまで教えていただいた。
デザイン画をもとに、チーム全員で、和紙と竹ひご(現在は針金)で3D化し、最後に色づけする。
1月に制作を開始してから7ヶ月掛かっている。
デザイン画をもとに、チーム全員で、和紙と竹ひご(現在は針金)で3D化し、最後に色づけする。
1月に制作を開始してから7ヶ月掛かっている。
平将門の妹?がねぶたの裏側に配置され、同一人物の男の姿が表側に配置されている。
その隣に、恐ろしげなシャレコウベが居座っていた。
その隣に、恐ろしげなシャレコウベが居座っていた。
見学と説明の最後に、突然世話役が大きな声で
「この人はわざわざ千葉県からきてくれたよ、素晴らしい!ってよ」。
いっせいに拍手が鳴り響いた。
なんだか、この世のものとも思えない、すばらしい経験の連続に酔いしれて、
ついつい、飲めないお酒を頼んで、地元の魚料理を頼んでしまった。
なんだか、この世のものとも思えない、すばらしい経験の連続に酔いしれて、
ついつい、飲めないお酒を頼んで、地元の魚料理を頼んでしまった。
初めて食べた「まぐろのハーモニカ」という絶品にめぐりあえた
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