チェロ五十代からの手習い

57才でチェロに初めて触れ、発見やら驚きを書いてきました。今では前期高齢者ですが気楽に書いてゆこうと思います。

オフロード車はサラブレッドにまたがる気分

2012年08月05日 23時21分56秒 | バイク

CRF250Lが納車された。

熱暑の中、無事自動二輪免許の卒業検定合格。
注文しておいたHONDAの新型オフロロードタイプのバイクを取りに行った。

このバイクに決めた理由、それはなんと言っても価格。
最新型のフルサイズオフロード車でありながら、30万円台。
以前からHONDAがタイ国で生産体制を組んできた賜物なのだろう。
素人には分からないけど、バイクに乗ってきた人からすると破格らしい。

そのメリットは、他のバイクの価格で、ナビもETCも着いちゃうこと。
いずれ高速に乗ることもあるだろう、そのとき料金所で立ち往生することは避けたい。
ETCはバイクにこそ必需品だと思う。
二輪車なら、わき道、横道、山道だって入ってゆけるがナビがなけりゃ帰れない。
「自宅に帰る」のボタンが付いたナビはどれだけ安心なことか。

バイクを手に入れる最終関門は2つあった。
第1は どうやってバイク屋に行くのか。おおむねバイク屋は国道に面していて近くに駅はない。
 自分でクルマを運転していっても、バイクとクルマを両方運転できない!
第2は 初心者が初めて乗るバイクで、自宅まで本当に無事に帰ってこれるのか。
 バイクの教習所には「仮免許で路上運転」ということは行われないので、初体験なのだ。

第1関門は、家人を説得し、昼飯をおごることで決着することができた。
  しかし購入商品がバイクなので、様々な説明が続き、大分待たせてしまった。
第2関門こそ最大の壁。交通量の激しい国道を右折し、車に跳ねられないで乗りこなすことだできるのか。
  しかもオフロード車は車高がバカ高い。信号待ちで車道の真ん中でこけることだってあるのだ・・・

結果は「案ずるより産むが易し」で教習所のバイクとは全く違って、新車はクラッチもギアチェンジもスムーズ。
あっという間に道路に躍り出て、バイク屋さんのスタッフ全員が手を振って見送る中、
2速、3速、4速と加速し、風を引き裂いて疾走している自分がいた。

バイクの楽しさは、風を切って走ること。たった50キロでもその速度感はクルマとは全く異なる。
アクセル全開にすれば、あっという間に制限速度を30キロもオーバーしてしまう。
(今は慣らし運転期間なので、そんな無茶は、本当はしちゃいけないんだけどね)

バイクの楽しさをはっきり感じる瞬間は、スタートダッシュの素晴らしさ。
たとえポルシェがいようが(実際いたんだけど)、エンジンが250ccもあれば、あっと言う間だ。
バイクのスタートダッシュはすごい。ロウギアーでアクセル全快すれば、ウィリーしそうになる。
だからバイクは信号の先頭まですり抜けるんだと実感した。

ま~車との戦いなどやってても仕方ないので、帰宅途中で早速裏道に入った。
砂利道も残っているし、すぐこんな見晴らしのいい景色が楽しめる。

 

房総半島を南下すれば、もっともっと美しい自然が待っているだろう。

写真のシート後方にくくりつけてある小荷物は、盗難防止よけのビニールカバーと、大型のチェーン2本。
たった10数センチの荷物なのに、この荷物のお陰でとシートをまたぐことが出来なくなった。
つまり、降りることも、乗ることもままならなくなってしまったのだ!
もともとがぎりぎりの高さのシートに荷物をくくりつけたのだから、足が上がらない。

仕方ないので、格好悪いけど、両手で足を前方に引っ張り上げ、ようやくバイクをまたぐことができた。
フルサイズのオフロード車の高さというか、でかさにはあきれる程だ。

その一方で、でかい図体、高い車高は、走行中にトラックの運転席にいるみたいな感覚かな。
シートの高さが広い視界を提供してくれるのだから、田園を楽しむにはこれでよかったのだろう。

日が暮れてコンビニ前にCRFを停めると、蛍光灯に輝くその姿はなかなか精悍で格好いいと思う。
腰まであるシート高のせいか、直径が長いタイヤのせいなのか、サラブレッドといるようにも感じた。

このバイクとともに、新しい疾走感の世界を味わってゆこうと思う。

コメント (1)
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