チェロ五十代からの手習い

57才でチェロに初めて触れ、発見やら驚きを書いてきました。今では前期高齢者ですが気楽に書いてゆこうと思います。

新しいGEWAのチェロケース

2008年08月17日 11時01分38秒 | チェロ
 GEWAのチェロケースについて、使い慣れてしまうと無自覚になるので今のうちにいくつか気付いたことを書いておこう。

ポイント① 色とイメージ
 今まで赤だったのが青味がかったグレーになった。その色と形状から感じるのは、いかにもドイツ的なたたずまいということ。質実剛健とでもいうのか。購入時に一番迷ったのはフランス製のケースだった。センスとイメージを優先すればフランス製だったが、使い勝手だけから選べば、ドイツ製がいい。このことは自動車でも同じ印象だ。どうしてもそのお国柄というのが出るらしい。
 だからか、部屋に入るたびになんだか実験室に入る気分(ドイツ=サイエンス=化学というステレオタイプにすぎないのだが)。このケースではもう少し青いものもあるらしいけど、なんというか歯医者さんのメカの色なんだよね。

ポイント② 機構(構造)
上蓋が大きく、下蓋を覆う形式。今までのケースは上下が同じ大きさで接合部分でうまく噛み合うようになっていたが、GEWAでは蓋の方が一回り大きく、大げさに言えば電気スタンドの傘をかぶせる感じ。こういう構造だと、ケースを平らに寝かせている限りどんな雨でも浸入することはない。ひょっとすると留め金を少なくするために必要だったのか。

ポイント③ 取っ手(持ち手)
 ケースの肩の部分に持つところが付いているのが便利。チェロケースは立てたまま移動することも多いと思うが、これまでは片手で運ぶ時はネックに腕を巻きつけて運んでいた。取っ手があると片手でヒョイッと持ち上げて運べる。長距離を運搬するときにもこの取っ手は役立ちそうだ

ポイント④ 上蓋と本体とを結ぶリボン
 このリボンは、上蓋がバタンと開きすぎないようストッパーの役割をしているもので、どんなスーツケースにもついているあの紐のこと。これまでのケースだと、どうしてもこのリボンが蓋の間に挟まってしまい、面倒くさいものだから、いつもケースからそのリボンがはみ出たまま持ち歩いていたっけ。
 GEWAさんは、そこにちょっとしたゴム紐をさらに90度にくくり付けてくれていて、蓋を閉めるときには自然と内側にリボンが引き込まれるようになっている。ここら辺は演奏者からのクレームなり、改善要求なりが届いている結果だと思う。これこそ歴史?

ポイント⑤ 留め金
 これが一番ありがたいかな。今まで7箇所あった留め金が4箇所になっている。しかも4箇所全部が左右で言う片側に集中的に配置されているので、わざわざケースの向こう側に手を回さなくて済むのでありがたい。無論ケースを立てた時に下側を覗き込む必要もなくなった。あー楽だ~!

 まーここまで列挙してみて「買ってよかった」と自分で自分を納得させているのだが、こんなことしている場合ではないんだよなー。今日で夏休みも終わり。明日からまた仕事と仕事以上に緊張するオーケストラ生活が始まるのだ。

「夏休み練習するぞ!」「たまった仕事、全部片付けるぞ!」と意気込みはすごいんだけど、全く手付かず状態。小学校の宿題と同じで、あっという間に最終日。その最終日にもこうやって時間を過ごしている自分・・・8月31日夜中1時過ぎまで宿題をやっていたことを思い出して、なんだか憂鬱になってきたので、ここでおしまい。
コメント
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