スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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胡桃とその保管方法

2015-03-30 | ハーブ・食べ物・レシピ


昨日義母が胡桃をわけてくれました。同僚から1キロ6ユーロ(780円ほど)で買えたので私にもと1キロ買っておいてくれたのです。以前、蜂蜜は知人から買うと紹介しましたが、胡桃もまた知人から買うことの多いものです。駅や道端でおばあさんが売っていることもあり、品定めのできる主婦はそういう人から買うこともありますが、私はなかなかそれができないので、つい高くてもスーパーで買っていました。

お菓子を焼く機会の多いスロバキア、ケーキに混ぜたり、上に散らしたり、クッキーの上に乗せたり、胡桃もよく活躍します。ただ、これだけの胡桃は保管に困ってしまいます。そのままにしておくと酸化してしまうし、私はやむなく冷凍庫で保管していました。それを義母が瓶詰めで密閉保存してくれたのです。ジャムなどはよくしますが、こんなものもできるのかと目からうろこの出来事でした。

胡桃をきれいに洗った瓶に入れ、鍋底にガーゼを一枚敷き、グツグツと沸騰した鍋に10分ほど入れるだけ。たったこれだけでいつまでも鮮度を保てるのだそうです。ついでに冷凍庫に入れていたものや、普通に瓶に入れていただけのものも今日自分で湯銭し、ただでさえいつもいっぱいの冷凍庫に隙間ができ、ひとつ問題が解決しました。

ただこの胡桃、家で殻を割っているので実にあの固い殻が混じっていることがあります。食べるとき、調理するときには要注意!これは痛い思い出とともに得た教訓です。結婚したばかりの頃、胡桃を入れてブラウニーを焼きました。マルツェルの大好物です。自家製の胡桃とは知らず、袋からザザッと出してオーブンでカリッと焼き、小さく刻み、生地に混ぜて焼き上げました。そのブラウニーをマルツェルが頬張ったとき、カリッと大きな音とともに顔をしかめました。そう、殻を思い切り噛んでしまい、奥歯が欠けてしまったのです。それ以来、毎回殻探しは忘れずに、慎重にしています。ちなみにお米には石が、オートミールにはもみ殻が入っていることもまた日常茶飯事です。そう考えると日本の品質管理って素晴らしいですね。

先週、町の市場が始まりました。急いでいたのでまだ覗いていませんが、おそらくまずは花やイースターで使う鞭などが並んでいるのでしょう。昨年の11月、お墓参りの花飾りを最後に冬の間はずっと市も立たなかったので、市場の店開きは私にとって冬の終わりを告げるものです。

週末には冬時間から夏時間にも変わり、そして散歩に出ればこの光景

まだ新緑よりも枯れ草色の方が目につきますが羊が放牧される季節になりました。
ブリンザ(羊乳チーズ)の美味しい季節ももうすぐです。

まだ寒いですが、もう春ですね!

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