4巻です。
3巻の感想
発売されてから時間が経ってしまいましたがしっかり発売日に購入しています。
今では映画も始まっていますね。
差別を受ける種族である飛空士・シャルルと、時期皇妃・ファナの護衛の旅もいよいよフィナーレ。
二人に残された時間は、ただ別れのみ。。。
なんて書いてるだけで鳥肌が立ってきそうですが、
前巻までのようなスリリングな展開はなく、身分の異なる二人の別れが、
無情にも描かれています。切ないですね。。。
ラストのファナの涙には、こちらも涙を誘われてしまいます。。。
そして、最後に別れを告げるべく、ファナの見える辺りで旋回してみせるシャルル。
そう、二人は確かに一緒の時間を共有していたーーー。
そう、二人は確かにパートナーだった。
そう、二人は確かに恋人同士だった、きっと。
それは決して現実にはならないけれど。
しかし、現実にならないからこそ、儚くも美しい。
そんな二人だからこそ、後日談としてはこれ以上もなく美しい。
そんなわけで、後日談として少年が読むこの物語のタイトル、
それが「とある飛空士への追憶」。
スリリングかつドラマティックで、美しくも儚くて。
そんなこの物語は、いつの時代の人たちにも感動を与えてくれる事でしょう。
原作が読みたい、そして何より、映画が見たいーーー
そう純粋に思わされた作品でした。